<学芸会トラブル>「発表会の参加に2万!」「息子が仲間ハズレ?」…ママを悩ます事件とは
園や小学校、また習い事などで学芸会や音楽会など、発表会が行われるシーズンとなりました。大きな舞台で、思い切り子どもが自分を表現している姿を見ると、「わが子が一番」と親も晴れやかな気分になります。でもそんな大きのイベントの裏には、トラブルになりやすいことも事実。今回は発表会でトラブルにあったママたちのエピソードをお届けします。
エピソード1:<発表会に2万円!>入会1ヶ月なのに痛い出費「高すぎる!」
35歳のアイ(仮名)さんは兼業主婦です。37歳の夫ユキヒロ(仮名)さん、7歳の長男シュン(仮名)くん、5歳の次男コウタ(仮名)くんの4人家族です。次男のコウタくんが新しく習いはじめたダンス教室で、発表会があると知らされたのは入会からわずか1か月後でした。しかも参加費は2万円! 母親のアイさんは驚き、夫に相談しましたが、夫も「高すぎる」と渋い顔でした。

周囲が発表会モードに入る中、参加しないと練習中も見学が増え、疎外感を感じるかもしれないと聞かされます。アイさんは再び迷いました。

発表会を楽しみに練習する子どもたちを見ているうちに、「お金の問題だけで決めていいのか」とアイさんは思いなおします。一番大切なのは子どもの気持ちかもしれない、と。そこでアイさんは、コウタくんに本人の気持ちを確かめることにしたのです。
<2万円の発表会!?>入会1ヶ月で思わぬ出費「高すぎ…!」参加する?参加しない?【第1話まんが】
エピソード2:<合唱で息子がピアノで伴奏者!>なのに打ち上げの写真に息子がいない
Aさんは夫と高校2年生のカイト(仮名)くんと3人暮らしです。カイトくんは小さい頃からピアノを習っており、今回、学校行事の合唱コンクールでは伴奏者を務めました。当日の夜、「今日、夕飯いらないから」という息子からの連絡を受け、Aさんは「クラスの打ち上げだろう」と思ったそうです。

しかしその夜、PTA役員から送られてきた打ち上げの写真に、カイトくんの姿は一枚も写っていません。

カイトくんはこれまで行事後の打ち上げに欠席したことはなく、しかも伴奏者という立場。もしかしたらAさんが気がるかないだけで、実はいじめられているのでは、と不安になってしまうのでしたが……。
<ハブられる理由は?>まさか仲間ハズレ?打ち上げの写真に息子が…写ってないッ!?【第1話まんが】
エピソード3:<幼稚園の楽器パート決め>娘がやりたかった鉄琴をゆずったと聞いて、幼稚園にモヤモヤ
トモミさん(仮名)さんには幼稚園の年長さんの娘、ユイ(仮名)ちゃんがいます。ユイちゃんは、年少の頃からずっと「年長の発表会では鉄琴をやりたい」と言ってきました。けれど立候補者が多かったため、担任の先生から「ピアニカをお願いね」と言われたのです。

ユイちゃんは控えめでおとなしい性格です。文句を言うこともなく「ピアニカになった」とだけ伝えて遊びに戻りました。トモミさんは、その姿にモヤモヤ。優しいがゆえに、いつも譲ってしまう娘。先生たちは、その性格を都合よく使っていないだろうか……そんな疑念も湧き上がりました。

トモミさんは、自身の子ども時代を思い出しました。譲ってばかりで後悔した経験です……。だからこそ、娘には「やりたいことを口にする大切さ」を伝えたいと考えます。そして帰宅後、娘に「やりたくないピアニカじゃ楽しくないでしょ?」と尋ねると、ユイちゃんは意外な反応を見せたのです。
<理不尽なパート決め>幼稚園の発表会、あこがれの楽器をゆずった娘「納得できない!」【前編まんが】
前向きに家族で乗り越えて
子どもが社会のなかで成長していく過程には、親にとっての「試練」もあります。発表会などのイベントを通して友人関係、理不尽な分担、そして予想外の出費……。どの家庭にも、それぞれの「心の迷い」があるのでしょう。けれども最後に残るのは、子どもを信じる気持ちです。悩みながらも寄り添い続けるその姿こそ、家族の絆を育てる力になっていくのかもしれません。お子さんの晴れ姿、何かトラブルがあってもぜひ家族みんなで楽しみたいものです。
文・岡さきの 編集・編集部
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