<新米ママの悩み>望んで産んだ子どもなのに可愛くない…生後半年だけど、もう子育てしたくない

初めての子育てではママの体力面はもちろんのこと、精神面も出産前とは大きく変化することがあります。あまりに子育てが大変で「子どもが可愛くない」「子育てをやめたい」と思ってしまうことも決して珍しくありません。先日ママスタコミュニティには「望んでできた子どもなのに」というタイトルで、育児に悩む新米ママからこんな切実な投稿が。投稿者さんは生後半年のお子さんを育てています。
『ほしくて授かった子どもなのに最近泣き声を聞くのが怖くて、泣き声が聞こえるとイライラするようになりました。外出先で小学生以上の子どもを見ると、羨ましくて泣きそうになることも増えました。それと同時に「私が苦労しているのに、このお母さんは楽をしてムカつく」と思うこともあります。もう子育てをしたくありません。旦那は休みの日は子どもの面倒を見てくれて私を休ませてくれるけど、そういう問題ではなく、自由がほしいです。私と同じ気持ちで子育てをしている人はいるのでしょうか?』
まだまだ手のかかる、生後半年の赤ちゃんの育児に奮闘していることがうかがえる投稿者さん。平日は24時間つきっきりで育児しているのでしょう。「自由がほしい」として、今の生活の辛さを吐露していました。この時期を経験したママなら誰もが共感するであろう、投稿者さんの悲痛な投稿。ママたちからはさまざまなアドバイスや温かいメッセージが寄せられていました。
乳幼児期を育てていると、小学生や中学生のママが羨ましくなる
『同じように思ったことがあったよ。ファミレスに1歳の息子と行ったとき、隣の席に小学生の子どもとお母さんがいて楽しそうに話しながらご飯を食べているの。うちはご飯を食べないし席を立つし、会話なんてまともに成立していないし。そのお母さんが隣でマウントを取っているようにすら見えたわ。これは時が過ぎるまで頑張るしかないのよ。終わってみれば「大変だったね」と笑い話だけど、渦中にいると無理。子どもは本当に可愛いんだけどね』
『昔の私みたい。ワンオペ夜中が辛すぎて「早く大きくなって」と願っていた。一時預かりしたらいいよ。可愛い時期を私は他に頼らずに1人でやりすぎて、楽しめなかった。今は手が離れて、あの頃の苦労なんて見えないけど。話してみると案外みんな苦労して育てているよ』
望んで産んだ子どもなのに「可愛いと思えない」という苦悩を綴っていた投稿者さん。ある程度大きくなった子どもを育てているママへの、嫉妬や羨望の感情が渦巻くほどの状態になっている様子です。ママたちからは投稿者さんの今の状況に共感するコメントが寄せられていました。乳幼児を育てているなか、ほかの親子連れを見ては「私はこんなに大変なのに、あのママは全然大変そうじゃない」「不平等だ」なんて気持ちになってしまった経験があるママは、決して投稿者さんだけではないでしょう。そして今羨ましく見えている親子も、その裏側では子育ての苦労があったり、過去苦しんだりした経験があるかもしれません。渦中にいる投稿者さんにはこうした言葉はなかなか届きづらいかもしれませんが、「私も同じように思っていた時期があったよ」と共感してもらえるだけでも、少し心が軽くなるのではないでしょうか。
とにかく今は時が過ぎるのを待つべし!保育園に預けて働くのもいいかも
『無理して外に行く必要はないよ。暑いから夏はずっと家にいて、一緒にテレビを見ていた。外出して子どもの交流とか考えなくても、自分の用事だけで外に行けばOK。うちは1歳だけど、そんなだから外に連れて行かない。時が解決する』
『ずーんと落ちていた時期があった。1歳くらいになると意志疎通ができてきて、おままごととか一緒にできる遊びも始まるから、だんだん楽しくなっていったなー。 でも、どうしても辛いなら保育園に入れて働くのがいいかも』
ママたちからは「土日も旦那に見てもらえない家庭もある」「他人と比べるのは間違えている」といった厳しい意見も寄せられていました。しかし今子育てがつらい人が求めているのは、そうした正論ではありません。連日の育児で寝不足になっていれば誰しも悲観的になったり、他人と比較してしまったりすることはあるのではないでしょうか。
今の投稿者さんに必要なのは「育児はこうしないといけない」といった“べき論”を捨てて、「わが子を安全に、ただ生かすことだけ」を考えることではないでしょうか。たとえば知育やお出かけなどをしなくても子どもは死ぬことはありません。今大事なことは投稿者さんのメンタルケアです。家にこもりっぱなしでもいいですし、お子さんが昼寝しているときには1人の自由時間を楽しんでいいでしょう。また生後半年であれば保育園にも預けられるでしょうから、預けて仕事をするというのも解決策かもしれません。「仕事をしている間は子育てから離れられるから、気分転換になるよ」というアドバイスもありました。
とにかく寝る、大人と話す時間を作る、一時保育でリフレッシュする!
『単純に産後うつだよね。常に寝不足だし、正常な精神状態ではないんだよ。黒い感情が芽生えても仕方ない。自分だけ不幸みたいに思わないことよ。子育てなんて、言わないだけでだいたいみんな苦労しているから』
『旦那にぶっちゃけてみた? できないなら心療内科か、子どものかかりつけ医の先生に相談してね』
『私の場合は外に出て大人と話す機会を増やして、イライラを解消していた』
『一時預かり、多少高くても気にせずに使って、マッサージとかカラオケとか美容室とか、もちろん昼寝とかでも。リフレッシュできる時間を作ってほしい』
「みんなそんなものだよ」と楽観的なコメントもありましたが、なかには「産後うつだと思うから早めに対処して」と心配するコメントもありました。投稿者さんに今必要なことは、地域の産後ケア事業やファミリーサポート、ベビーシッターや保育園の一時保育など、使える制度やサービスを使って「自由時間を作ること」ではないでしょうか。サービス利用でお金がかかるとしても、もし今後産後うつと診断されて通院や服薬などが必要になれば、それこそお金も時間も使うことになるでしょう。またあまり考えたくないことですが、産後うつや育児ストレスによって、親子ともに苦しい状況になってしまうケースもゼロではありません。旦那さんにも相談しつつ、第三者の手を借りてお子さんを預かってもらう時間を作ってほしいですね。たとえばゆっくり眠ったり、マッサージに行ったり、大人と会話をしたりすると、子育てのストレスがかなり解消されたというママもいました。リフレッシュできる時間を作っていくことで、自ずと今の投稿者さんの悲観的な考えや感情のモヤモヤはなくなっていくのではないでしょうか。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・猫田カヨ
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