<得意を伸ばすもなにも>うちの子は何の取り柄もない普通の子。子どもの長所の見つけ方がわからない | ママスタセレクト - Part 2

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<得意を伸ばすもなにも>うちの子は何の取り柄もない普通の子。子どもの長所の見つけ方がわからない

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「うちの子は勉強も運動もそこそこ。何も取り柄がない」。わが子に対してそんなふうに感じているママはいますか? 気づきにくいけれど、普通のなかにこそ、かけがえのない良さが隠れていることってありますよね。ママスタコミュニティにこんな質問が寄せられました。紹介します。

『うちの子はすべてにおいて中ぐらいか下。勉強も運動も絵も身長も顔も性格も。何も特徴ないし得意なこともない。極端にできないこともない。ずっと長所を探しているけど見つからない。どうしたら見つかるのかな? 見つけてあげられなくて申し訳なくなってきた。みんなのお子さんの長所を教えてほしい』

投稿者さんはわが子の長所を見つけられず、お困りのようです。きっと子どものことを思いすぎて、心配になってしまったのでしょう。また自分自身の長所もわからないようで、どうしても「普通」をネガティブに捉えてしまうよう。このお悩みにママスタコミュニティのママたちはどう答えたのでしょうか。

「普通」は立派な才能

『考え方次第で、長所にもなるし短所にもなる』

『高学年女子、長所いっぱい、短所いっぱい。結果相殺されて、普通だよ』

『小学生のうちに何か秀でたところがあると可能性を絞ってしまいがち。「なんでもできて特徴なし」ほど羨ましい才能はない。親も本人も自惚れることもないし絶望もない。羨ましい限りです』

こちらのママたちは「普通であることが最大の長所なのでは?」とアドバイスをくれています。普通であることは、柔軟に将来を選べる可能性を秘めています。突出した特徴がないことこそ、実は大きな強みなのかもしれませんよね。

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上手い下手ではなくその子の個性を見てあげて

『人と比べなければいい』

『長所は「その子の良いところ」だよ? みんなより秀でているところじゃない。その子だけを見て考えること。人よりできなくてもいいんだよ。その子の一番得意なところを長所にしたらいいんだよ』

『人の子どもの長所を教えてもらってどうするの? 長所があると、それって比較することに結局なるよ。またイライラの要素を募らせることになる』

こちらのママたちは「人と比較しているから長所が見つからないのでは?」と助言してくれています。小学校にあがると、勉強や運動など誰かと比較する機会が一気に増えますよね。授業参観や運動会などで優れた子を見ると「うちの子は取り柄がない」と不安になってしまうこともあるでしょう。でも誰かと比べるのではなく、その子自身のなかで一番得意なことを見つける。それを言葉にしてあげるだけで、十分な長所になるはずです。さらに、こんなママたちの声も。

『絵を描いてたとしたら上手い下手ではなく「綺麗な色使いだね」って言ってあげればいい』

『褒め言葉の数を増やしてみるといいよ』

物事を上手や下手といった評価ではなく、子どもの個性をよく観察して褒めてあげることは大切ですよね。親は評価する姿勢を一旦置いて、その子をよく観察して褒めるように心がけたいところです。

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日常の小さなことが大きな長所になる

『お箸がきちんと持てる、毎日欠かさず挨拶ができる、朝きちんと起きられる、ありがとうをちゃんと言える、ごめんなさいがちゃんと言える、靴を揃えられるなど、あげたらきりがないほどあるよ』

『運動神経が良い、手先が器用、真面目、ネチネチ根に持たない、いつも明るく楽しそう、頼り甲斐がある』

さらに、具体的に子どもの長所を挙げてくれたママもいました。こちらのママたちは、技能や外見だけでなく、日常の小さな行動や性格の特徴も立派な長所として捉えていますよね。親が当たり前と思っていることほど、実はその子の強みになる、好例ではないでしょうか。

わが子のありのままを受け入れて

『長所見つけて安心するのは親だけ。本人がどんな人生を送りたいかの手助けをしてあげるほうがいい』

『前向きになってほしい。自信もってほしい。そう思うなら長所も短所もわざわざ見つけないであげて。できないことも、できることも全て受け入れる』

ママの声にもあるように「長所を探さなきゃ」と焦るのは、親の安心のためかもしれません。そうではなく、子どものありのままを受け入れてあげたいですよね。なんでも人と比べて評価する能力主義のご時世だからこそ、一旦そこから降りる。そして焦らず、ゆっくり構えてあげられると、子どもも過度なプレッシャーを感じずに自然体で自分のやりたいことを見つけられるのではないでしょうか。

「普通であること」は決してマイナスではなく、むしろ大きな可能性を秘めています。比べず、小さな日常の行動を認め、長所を探すよりありのままを受け入れる。そうやって子どもを応援してあげられるといいのではないでしょうか。

文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

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