<ハブられた姉>私の育て方間違っていた?子どもたちに見放された老後…【第5話まんが:母の気持ち】
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私にはシズカとアイネ、2人の娘がいます。姉のシズカはしっかり者すぎて可愛げのないタイプ、一方妹のアイネは愛嬌たっぷりで、誰からも愛されるタイプ。シズカは手のかからない子だったので、私はついついアイネばかりを可愛がってしまった節もあるかと思います。しかしシズカが妊娠して孫を産むと知った私は、今度はシズカにばかり連絡をするようになりました。ところがそのシズカに、孫と会うのを拒否されてしまいました。
私は自宅のリビングで、1人ぼんやりと佇んでいました。リビングにはシズカの子どものために買ったベビーグッズが所狭しと置いてあります。
シズカはいつも何も言いませんでした。アイネばかり可愛がっても、アイネとばかり出かけても、反発も、文句も、何も言われませんでした。だから「それでいいんだ」と思っていました。でも……それが間違いの始まりだったのかもしれません。
夫が亡くなってからしばらくして、シズカは「中学を卒業したら全寮制の学校へ行く。大学も自分で行くから」と言ってきました。学費も生活費も自分で出して、私には一切心配をかけませんでした。そのぶんアイネにたっぷりとお金をかけてあげられたのは、とてもありがたかったです。でも、シズカはそれをどう思っていたのだろう。口には出さなくても、愛情の偏りはきっと感じていたはずです。
過去の記憶が走馬灯のように蘇ります。アルバムの写真には、幼いころのアイネとシズカが写っています。2人は仲よく手をつないで笑っています。あのころはこんなに仲がよかったのに……私が2人の仲を引き裂いてしまったのです。
昔からシズカは手のかからない子、アイネは甘え上手な子でした。私はアイネばかり可愛がり、「シズカはかまわなくても大丈夫」と決めつけていました。シズカは私の態度に何も言わず、私はそれに甘えていたのです。
夫の死後、シズカは家に寄り付かなくなりました。私はアイネにばかり気をかけていたのです。シズカが妊娠を報告してくれたとき、私は浮かれて今度はアイネを傷つけました。(きっとシズカにも、あまりに態度が違ったことで嫌な思いをさせていたと思います……)
結果として、娘2人から縁を切られることになってしまったのでした。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・梅蔵うめ 編集・海田あと
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