<金銭トラブル?>うちの子が「遊びでお金を使いすぎる」と担任を通して苦情が。いけないこと?

「お小遣い」の扱い方は家庭ごとに異なり、ママにとっても悩ましいテーマになります。ある家庭では「お金の教育」として渡す一方、別の家庭では「まだ早い」と制限することもあります。今回の投稿者さんは小学6年生の息子さんにお小遣いを渡していたところ、思わぬトラブルが発生してしまいました。
『お小遣いは「年齢×100円」で1,100円。あとは食器洗い、お風呂洗いなど家事のお手伝いで渡していて月の合計は3,000円くらい。子どもが頑張って家事をして得たお金だと思っている。ある日、担任の先生を通じて「〇〇君と遊ぶときにお金を持たせなくてはいけなくて困る」という苦情が寄せられました』
どうやら息子さんが遊びのなかでお小遣いを使うことが、友だちの親から不満として伝えられたようです。これに対して「遊びに行くときはお小遣いを持たせないほうがいいのか」「他人を気にせず好きに使わせていいのか」と投稿者さんは悩んでいるようです。
じつは多かったわが家のお小遣い。でも気にせず好きに持たせるべき
『気にせず好きに持たせる』
『公園なら落としそうだから、持っていくのは小銭くらいにしときなと言うかな』
「お小遣いは各家庭の方針で自由」と、気にせず持たせてもいいとする意見は少なくありません。外で遊べば、喉が渇くこともあるでしょう。熱中症予防のためにも、飲みものくらいは買える小銭程度は持たせてもいいとママたち。また「遊ぶ場所によって持たせる金額を変えればいい。公園と、電車でのお出掛けとは違う」というアドバイスもありました。
子ども同士で調整することも大事
お友だちの親から担任に直接「相談が……」という形で、投稿者さんに伝えてくださいと苦情があったよう。それで担任から報告が来たとのこと。こちらに対してママたちから、「小6なら親が口を出すのは過保護」との声が上がりました。
『お金がないのなら、ないなりに遊ぶしかないし、そこは子ども同士でのやり取りだと思うよ』
『気になるのなら遊ぶのをやめるか遊び方を変えるしかないと思う。でも小6でしょう? もう親の出る幕じゃない』
子ども同士で「今日はジュース代だけ」「今度はお菓子持参で」など話し合うことも学びのひとつ。ママがすべてを調整するのではなく、友だち関係のなかでお金との付き合い方を学んでいくことも必要なのかもしれません。
担任の相談の裏を読む。お金の使い方に問題はない?
一方で「金額ではなく、使い方に問題があるのでは?」と指摘する声もありました。
『うちは学校で「遊びに行くときはお金は持たない、お店に行かない」など決まりがありました。だから子どもたちはそれを守って、誰もお金を持って来ることがなかった』
『お互い好きなカプセルトイやシール交換などで、相手も自分と同じくらいお金を使う前提で誘っているかもしれない』
投稿者さんの息子さんは外で3,000円をどのように使っているのでしょう? 友だちをお金の掛かる遊びに誘っていては、相手のママから苦情がくるのも理解できます。そのため「どのような使い方をしているのか、子どもに確認したほうがいい」という意見がありました。
お金の価値観は、相手に合わせる柔軟さも必要
「遊びに行くときは水筒やお菓子持参です」と投稿者さん。お小遣いの使い道はジュースや追加のお菓子に使っているとのこと。でも子どもにお金を持たせたくない親もいるのではないでしょうか。
『小6なら、一緒に遊んでいる子との協調の加減を試行錯誤する時期ではあるよね。遊び相手の状況を理解して、双方が納得している状態で一緒に過ごせることが大切』
『遊ぶときは相手に合わせる。お金を持ち歩かない子だったら公園とか、お金を使うのがオッケーならプリントシールを撮りに行くとか。人によって対応を変えるのも、勉強のうちだと思っている』
たしかに全員が同じルールで遊んでいるわけではありません。友だちが「お金を持ってこない」家庭なら、公園や自宅遊びを中心にすれば問題になりにくいでしょう。逆にお金を使う遊びをしたいときは、それに同意できる友だちと行けばいいのかもしれません。
親子で話し合うタイミング。お金の教育の機会と思おう
子どもにお金の使い方を考えさせることが大切だ、との意見がありました。
『子どもに、人前でのお金の使い方について話すときが来たのでは。友だちの前でじゃんじゃん使っているように見えるのは、あまり良くないことだし』
『友だちを貧乏だと馬鹿にしている、なら話はわかるけれどそうでないならいい。でも周りに合わせることも必要だと思うので、私なら友だちと出掛けるときは、あまりお金を持たないように言う。行き先や同行する友人に合わせて財布の中身を調整するのも、立派な勉強だよ』
お小遣いをあげること自体は悪くありませんが、友だちと一緒にいるときにどう使うかは別問題。自分が自由に使えるお金でも、周囲に配慮して振る舞うことは大人でも求められることです。今回はその第一歩を学ぶタイミングだと言えるでしょう。
今回の件は「お小遣いを渡すかどうか」ではなく「どう使うか」という点で親子に考える機会を与えてくれたのかもしれません。
相手の家庭に配慮することと、自分の家庭の方針を貫くこと。そのバランスをどう取るかは難しいですが、親子で話し合い、友だち関係を大切にしながら少しずつ学んでいけるといいのではないでしょうか。子どもが自分で考えて調整できるようになることこそ、お金の教育なのかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko
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