<人気スポット>ヤマトグループ「羽田クロノゲート」を見学!荷物はどう仕分けられているの?第2回

筆者撮影
24時間、365日止まることなく荷物を運び続けるヤマトグループ 。「荷物はどうやって運ばれるのだろう」という疑問が湧く子どもたちもいるのではないでしょうか。その疑問を解決してくれるのが、羽田空港の目と鼻の先にある日本最大級の物流ターミナル「羽田クロノゲート」。ここでは物流の仕組みをリアルに見られます。見学コースは6つのゾーンに分かれています。この記事では、3つ目のゾーンから見ていきましょう。
荷物の仕分けの仕組みがわかる「見学者コリドー」

筆者撮影
3つ目の見学ゾーンである見学者ホールでは、ヤマトグループの宅急便への想いや物流の仕組みなどを動画で見られます。時間は10分程度。「荷物を運ぶこと」はそう簡単な仕組みではなく、あらためて動画で見ると安全に荷物を運んでくれることに感謝の気持ちが湧いてきます。

提供:ヤマトホールディングス
そしていよいよ荷物が動いている様子を見学できる「見学者コリドー」へ。ここが4つ目のゾーンです。羽田クロノゲートには、たくさんの荷物が運び込まれます。そして送り先は日本全国になるので、行き先ごとに正確に仕分けなければなりません。そのために「クロスベルトソータ」という、荷物を自動で仕分ける機械が導入されています。この機械はフル稼働すると、1時間に48,000個もの荷物を仕分けられるという働きもの。

筆者撮影 ※サンプルです
バーコードをスキャナーで瞬時に読み込んでいきます。

提供:ヤマトホールディングス
そしてスキャンされた荷物は、板が何枚も連なるベルトコンベアに送り出されました。ベルトコンベアの板はセルと呼ばれ、その上に荷物が乗ります。このセルに先ほどのスキャナーが読み込んだ荷物の行き先情報が記録されていて、送り先に応じて仕分けられます。

提供:ヤマトホールディングス
荷物が届け先の「シューター」の前にくると、セルの周りのベルトがクルッと回転して荷物を優しく送り出していきます。このように荷物が仕分けされていくわけですが、このときの荷物が流れるスピードは決して遅くはありません。スキャナーがバーコードを読み込み、そしてシューターに仕分けられていくのも相当なスピードです。とくにシューターに荷物がきちんと分かれるのを見ると、思わず「おお〜」という声が出てしまいました。

筆者撮影
先に進むと、これまでの流れをまとめるような動画を見られます。トラックから下ろされた荷物がどうやってターミナルの中に運ばれるのかもわかるでしょう。荷物にかかる負担を軽減させて、運べる「ロールボックスパレット」や、冷蔵や冷凍の荷物の温度を一定に保ちながら運べる「コールドボックス」が使われているそうです。
その次は、5つ目のゾーンである集中管理室。(※残念ながら、今回の見学では中を見ることができませんでした)
展示ホールでお土産をゲット!

筆者撮影
最後に6つ目のゾーン、展示ホールです。ここでは物流が社会にどのような価値を提供できるのか、動画を見て知ることができますよ。

筆者撮影
ホールの壁にはメッセージが書かれていて、その下にある引き出しを開けると関連した展示物が。引き出しを開けるドキドキも味わえますね。

筆者撮影
最後に忘れてはいけないのはお土産。ここでしか手に入らないものをいただけます。何が入っているのかは、見学に行ってからのお楽しみ!
ご紹介した羽田クロノゲートの見学は事前予約が必要です。予約は30日前から受け付けていますよ。見学は午前中と午後の2回で、定員は1回あたり最大30名まで(ただし1グループあたり最大10名まで)、所要時間は1回あたり約90分です。月曜日・年末年始などは休館日ですので注意しましょう。詳しい開催日時は公式ホームページをご確認ください。
見学の予約|羽田クロノゲート見学コース
見学料は無料(これが嬉しいですね!)。9歳以下のお子さんがいる場合には保護者の同伴が必要です。
大人でも「そうなっているのか〜」と思えるような見学コースになっているので、ぜひお子さんと一緒に楽しんでください。
取材、文・川崎さちえ 編集・ここのえ
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