<子連れに不親切>子育てしていると肩身が狭い?「迷惑は悪」と信じすぎる国・ニッポンへの賛否両論 | ママスタセレクト

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<子連れに不親切>子育てしていると肩身が狭い?「迷惑は悪」と信じすぎる国・ニッポンへの賛否両論

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子どもが大声で泣くと嫌な顔をされたり、ベビーカーで電車に乗ると舌打ちされたり、……。そんなふうに「日本は子連れに不親切だな」と感じたことはあるでしょうか。ママスタコミュニティにも、あるママからこんな投稿が寄せられました。紹介します。

『子育てをはじめて「親切」に出くわした機会はあまり多くありません。むしろ頻繁に「不親切」に出くわします。皆さん、どんな不親切を受けてますか?』

投稿者さんは仕事柄、これまで海外へ行くことが多くあったそうです。現地では赤ちゃんや子ども連れのママたちがいると、周りが親切にしてあげている光景を何度も目にしていました。しかしその後日本で子育てを始めてみると、それとは比べ物にならないほどの冷たい扱いを受けたとのこと。あからさまに嫌な顔をされ、邪魔だと言わんばかりに睨みつけられたり、舌打ちをされたり……。このママの投稿には実に賛否さまざまなコメントが寄せられ、盛り上がりを見せていました。ママたちの一部の声を紹介します。

日本は「不親切」だと感じるママたちの声

『わかるよ。子どもが小さいとき海外に7年住んでたけど、階段でベビーカーをひとりで運んだことがない。絶対誰かしらすぐやってきて、一緒に運んでくれた』

『これ海外で子育て経験ある人にしかわからないと思うよ! 日本人は迷惑かけている人が絶対悪だと思ってるから』

投稿者の声に共感し、「日本は子育てに不親切だ」と感じた経験を持つママたちの声です。特に海外での子育て経験がある人は、いざ日本に帰ってくると意識の違いに驚いてしまうそうです。周りの人が子育て中のママに手を差し伸べる温かい光景を見てきただけに、日本での子育てママに対する厳しい視線をより強く感じるようですね。なかには実際に嫌な思いをしたことのあるママもいました。
ただ一方で「そんな人ばかりではない」とする冷静な指摘もありました。

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子どもができて、人の優しさに気づいた

『子どもを連れていると、みんなの優しさ感じることだらけだよ。若い人もお年寄りもサラリーマンも優しい。自分より大変そうな人まで席譲ろうとしてくれたりもする』

『むしろ妊娠してから、世の中が優しくなった。ニコニコと励ましてくれるおばあちゃん、笑顔で子どもに手を振ってくれたサラリーマン、恥ずかしそうに席を譲ってくれた学生さん、いつも買い物かごを運んでくれる店員さん、出先で泣いたわが子をあやしてくれたおばちゃん』

『病院の駐車場で慣れないベビーカーを畳むのに苦労してたら、車椅子の男性が助けにきてくれた。自分も大変なのに……てジーンとしてしまったよ』

こちらのママたちは人の優しさに触れた実体験を語ってくれています。ママたちはさまざまな場面で親切にしてもらった経験から、感謝の気持ちを伝えています。そういった体験があると「日本人は不親切」と国民性を一括りで語ることに違和感を覚える人もいるようです。「冷たくされた出来事のほうが記憶に残りやすいだけでは?」という冷静な指摘もありました。たしかに「嫌なことがひとつあると、周囲すべてが敵に見えてしまう」という心理が働いている可能性もありますよね。
また投稿者さんが感じている問題は「都会限定では?」といった声も。人々が多数行き交う場所では雰囲気が殺伐としているといった印象を抱くママもいるようです。子ども連れに対して邪魔だと思うような冷たさは、人口密度の高い都会ならではの問題の可能性もあります。

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ママ自身の態度が冷たさを招くこともあるかも?

『スーパーで小さな子が通路をふさいでも親が何も言わずスルーする場面、よく見る。そういう親には親切にしづらい』

『親切にしてもお礼の一つもない母親もいる。してもらって当然、という態度が目につくよね』

『日本の親はレストランで子どもが騒いでも外へ出ないし、子連れOKではなさそうな店にも平気で連れて行くし、狭いところに平気でベビーカーで突進するからだと思う』

『子どもを免罪符だと思ってやりたい放題の親がいるせいでは。謙虚な気持ちで子育てしてる方なら優しくできるけど、騒いでも当たり前って親には優しくできない。子どもじゃなくて親次第』

日本が子連れに不親切かどうかというよりも、「一部のママの態度が周囲の冷たさを招いてしまっているのでは?」といった指摘も多く見られました。「子連れだからといって周囲に甘えていないか」「自分の言動に配慮が足りなかったのではないか」と、自らを振り返る声もありました。一部の非常識な振る舞いが、周囲の善意を遠ざけてしまう可能性もあるのかもしれません。

こうしたリアルな声から見えてくるのは「子育てするママへの不親切」も「ママ自身の横柄な言動」も、マイナスなことほど目につきやすく話題になりやすいということではないでしょうか。だからこそ私たち自身も、日常の中で少しでもプラスの行動に目を向け、感謝の気持ちを忘れずにいることが大切です。そして、そうした思いやりをまた誰かに返していく。そんな順送りで、優しさの連鎖を生んでいけるといいですね。

文・安藤永遠 編集・井伊テレ子 イラスト・んぎまむ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
子ども連れに不親切な日本