<子どもメガネの気になる疑問>体育や部活でメガネを壊してほしくない!対策は?壊れた場合の補償は?
メガネは決して安いものではなく、買い替えとなると痛い出費になるかもしれません。しかし子どもたちの生活のなかで、体育の授業やスポーツ系の部活など、メガネが壊れそうなシーンはたくさんあります。壊れないようにする対策はあるのでしょうか? またもし壊れた場合の補償はどうなっているのでしょうか? メガネのZoff 鈴木晴子さんに教えていただきます。
メガネを壊さないためにできることは?
――体育の授業や部活では体を動かすことになります。一般的なメガネで落ちたりはずれたりしてしまいそうですが、運動用に別のメガネを作った方がよいのでしょうか?
鈴木晴子さん(以下、鈴木さん):体を大きく動かすような激しい運動や部活になると、授業で使うメガネとは別に適したメガネを作る方が安心かもしれません。でもそれほど激しい運動ではないならば、普段のメガネでも対応できると思います。例えばZoffには「Galileo(ガリレオ)」という、金属を一切使用しないメガネがあります。ゴム素材でできているので軽くて顔にフィットして壊れにくいという特徴がありますから、スポーツ用として使うのもよいでしょう。
お子さんは「メガネを壊すと怒られるのではないか」と思うでしょうから、壊れないのが一番です。そのためには壊れづらいメガネを選んでほしいですね。
――壊れづらいメガネとは、どういうものですか?
鈴木さん:Zoffでいうと、「Galileo」もそうですが、「Zoff SMART(ゾフスマート)」も丈夫な素材、折れづらい作りになっています。
ただメガネで最も壊れやすいのは、実は鼻パッドなんです。ポロッと折れてしまうことが多いので。Zoff SMARTは鼻パッドだけ交換ができ、修理代は1,100円(税込)です。メガネを買い直すよりは、安くなりますよ。
――ところで水泳のゴーグルのように、メガネにバンドをつけている人を見たことがあるのですが、あれはなんでしょう?
鈴木さん:スポーツ用のバンド(ストラップ)ですね。取り外しが可能なものもあり、通常使っているメガネにつける形で使うことができます。日常用とスポーツ用にメガネを分けるのは経済的ではないと考えるならば、スポーツバンドを使うのもよいですね。Zoffでも1本1,000円以下で販売していますから、メガネを買うよりも経済的です。1本持っていると便利だと思いますね。
メガネが壊れた場合、気になる補償のこと
――子どもの場合は授業や部活、遊びなどでメガネが壊れてしまうシーンも少なくないと思います。メガネは決して安いものではないですから、何か補償があると親御さんとしても安心ですよね。Zoffさんにもメガネが壊れたときの補償はあるのでしょうか?
鈴木さん:Zoffの場合はメガネのネジやパーツなどが自然にとれてしまったら、1年間は無料で交換ができます。ただし友達とぶつかったり落としたりして壊れてしまったなど衝撃による破損の場合は、補償の対象外です。もうひとつ、無料での交換はできないのですが、同型のフレームがあればフレーム価格の30%オフで新しいフレームに交換することはできます(レンズに問題がなく、そのまま使える場合)。これはどの店舗で交換しても対象となりますし、期限はありません。
――子どものメガネが壊れることは十分に考えられますから、保障やメンテナンスを確認して買うことも大切になってきそうですね。
鈴木さん:補償やメンテナンスは、それぞれのメーカーさんで異なります。購入する前にホームページなどで確認したり、お店で店員さんに詳しく聞いたりするとよいと思いますよ。
編集後記
メガネの費用について、いろいろとお伺いしました。子どもに大事に使うように教えることはもちろん必要ですが、一方でメガネは消耗品でもあります。メガネのメンテナンス費用が最小限で済むよう、購入時点で長持ちさせるための工夫をしておきたいですね。
取材、文・川崎さちえ 編集・ここのえ イラスト・天城ヨリ子
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