<実はありがたい>「6年生でも親が付き添い登校するのはなぜ?」疑問を抱くママに寄せられた意見
同じ地域に住む子どもたちが集まって登校班を作り、みんなで集団登校する小学校も多いのではないでしょうか。小学校低学年くらいだとまだ子どもも通学に不安があったり、親も事故がないか心配があったりするため、付き添って登校するケースも。一般的には小学校の学年が上がるにつれてそういった付き添いも減っていきますが、ママスタコミュニティには「母親が集団登校の付き添い」というタイトルでこんな投稿がありました。
『6年生まで付き添う人ってなんで?』
投稿者さんのお子さんの小学校の登校班に、お子さんが6年生のママが付き添い登校しているそうです。「もう6年生なのにどうして付き添うのだろう」と疑問に感じて、ママたちに尋ねていました。
見守りと散歩を兼ねているケースも!
『ボランティアが好きなだけ。散歩がてらとか?』
『過保護? 子どものほうが嫌がると思うけど、それでもやるなら過干渉』
『6年生の子に精神不安でもあるのか、母親が子ども依存なのか、ただ単に暇なのか』
周囲に6年生のママが付き添い登校しているのを見たことがないというママにとっては、疑問に感じるのかもしれません。ママたちからのコメントでは時間に余裕があるため、地域の子どもを見守るためにボランティア活動として付き添いしていたり、一緒に学校まで歩いて散歩したりしているのでは? という意見がありました。また子どもに依存していて、べったりくっついていたいという過干渉や過保護なタイプなのではないかと推測している人も。
『うちは小3だけど、見守りと朝の散歩が両立できて一石二鳥と思ってやっている。一緒に学校まで行かないと運動不足になっちゃう。強制力がないとすぐサボっちゃうたちなので。たぶん6年まで続けると思う』
実際に散歩がてら子どもの登校に付き添っているというママの実体験もありました。車社会の地域だとママたちも普段なかなか歩くことがなく、運動不足になってしまうことがありますよね。かといって昼間に時間を見つけて外を歩くのもハードルが高い。そこで子どもの登校の時間に合わせて一緒に家を出て、学校と家を往復する習慣をつけているというママがいました。子どもの安全を見守りつつ、自分の運動にもなるのであればとてもいい機会ですよね。
行き渋りや支援が必要な場合など、各家庭でいろいろな事情があるよ
『支援の子や学年関係なく見守りが必要な子もいる。それなのに集団登校に頼って放置する親より、付き添ってくれているならいいやん』
『行き渋りか、いじめる子どもがいるんだと思うわ。何にしても理由はあるんだからほっといてやりなよ。いい大人なんだから』
『不登校だから付き添っている人とか、特性があるからとかいろいろな人がいる。他人の事情なんだし、いちいち気にしていたらキリがないな』
実際に高学年になっても親が付き添い登校をするケースのなかには、支援学級に行っていたり、発達に特性があって集団登校に不安を抱えていたりする場合もあるようです。また学校への行き渋りがあると、親が学校まで付き添ってくれることで通学できるケースもあるでしょう。さらには集団登校の登校班は同じ地域の子どもたちで構成されるため、苦手な子どもがいたり、いじめの問題が起きてしまったりする可能性も。そうした懸念点が少しでもあるとして、親が毎朝付き添い登校しているという状況も考えられますよね。何にせよ一生懸命に子どものことを考えて、各家庭で頑張っていること。ママたちのなかには、6年生で付き添い登校している保護者の事情を詮索するかのような投稿者さんの姿勢に疑問を持つ人もいました。
付き添い登校してくれるママは本当にありがたい存在!
『質が悪い中学生がいて小学生にちょっかいをかけるから、わが子だけを見守るということではなく、親が付き添えない周りの子を全部見守るつもりで6年付き添った。中学生に自転車で突き飛ばされている子を3回くらい助けたよ。あと、雨の日に紙袋で荷物を持ってきて破れて泣いている子を助けたり、いろいろなことがあった』
『現在進行形であなたのような人に新入生のわが子を見守ってもらっている。治安もよくてトラブルもない地域だけど、大人1人いるだけで安心感が違う。できるだけ付き添いはしているけど、無理なときもあるから本当に感謝している。6年見守りしてくれるなんてほぼボランティアだから、トラブルメーカーでないならただただありがたい存在だよね』
『その子に問題ではなくて、低学年の子に問題があって子どもだけでは手に余る場合もあるよね。うちは1年生の頃に、まともに静かに歩けない子の親に限ってきていなくて「あの子がいなきゃ別に親の付き添いをしなくても済むのにね」とママ友と話していたことがある』
『付き添いはありがたい。付き添ってほしい子ほど親は出てこない』
6年生は低学年と比べると、体も大きくなってしっかりしているようにも見えますが、まだまだ大人の目が必要な子どもであることには変わりありません。集団登校は子ども同士が集合時間に集まって全員が無事に学校に行くことがミッションですが、1年生から6年生まで同じ歩幅とスピードで歩き続けるというのはなかなか難しいものです。ときには誰かが遅れたり、足を痛めて歩けなくなったりすることもあれば、登校途中で喧嘩やトラブルが起きることも。そうしたときに子どもだけで解決したり、周囲に助けを求めたりできるかと言われると、難しいこともあるのではないでしょうか。
仕事や他の用事があって毎日付き添い登校ができないママも多いなかで、地域の子どもたちの見守りを無償でやってくれているママたちはありがたい存在でしょう。たとえ「わが子が心配だから」というのが一番の目的であろうと、結果的に登校班に大人が1人付き添ってくれているわけですから、安心感も桁違いのはず。投稿者さんは6年生にもなって親が付き添い登校しているなんて、とネガティブに捉えている様子でした。しかし各家庭にはそれぞれ事情があること、何よりもその登校班にとって心強い存在になってくれていることが今回の投稿内容でわかったのではないでしょうか。
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文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・水戸さゆこ
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