<弁当、手ぇ抜くな?>時間をかけるから価値がある!?なら…最後の弁当は5年モノだ!【後編まんが】
前回からの続き。私(アヤベサオリ、30代)は夫(マサト、30代)と2人の息子(小2、年中)との4人暮らし。新卒で入社した会社で夫と出会い、結婚。私は二度目の育休あけに体調を崩したため、子どもがいても働きやすい会社に転職しました。私が時短勤務できていることもあり、日々の家事、子育ては私がメインでこなしています。私は毎朝バタバタするなか、次男と夫の弁当を作っているのですが、後輩の弁当と比べた夫が、私の弁当に文句をいってきました。私の努力を見ようともせずに理想を押しつけてくる夫に怒り心頭です。
「時間をかけて作るからこそ、価値があるんだよ。お前、シミズの奥さんが若いから妬んでいるんだろ。みっともないぞ」そういって、夫が他人の奥さんを庇う様子が私は気に入りません。猛烈に腹がたった私は、その場を立ち去ります。
弁当を作るのは明日で最後にしてやる……と決意。さあさあ、最後はどんな弁当にしてやろう! と仕返しを考えると俄然楽しくなってきました。
私が夫に作った最後のお弁当は、白飯に梅干しだけの「日の丸弁当」。
「文句があるなら、自分で作ればいい。買うなら自分のお小遣いでどうにかして!」と言い捨ててやると……夫は私を鬼嫁扱いです。その後、夫はコンビニで買ったり、安い食堂で食べたりしてお昼を済ませている様子です。
しばらくして、シミズくんの子どもが生まれたそうです。うちが使っていた赤ちゃんグッズをあげることになり、休日にシミズくん夫婦が赤ちゃんを見せがてら、うちへやってきました。
「奥さん、今もお弁当作っているの? 大変じゃない?」と聞いてみると……。
夫婦関係では、小さなことほど丁寧に向き合わないと、気づかぬうちに相手を傷つけたり、自分が傷ついたりしてしまうのかもしれません。
日々の些細なやりとりにこそ、相手へのリスペクトが必要で、それが長い結婚生活を支える土台になるのだなと思いました。
そしてその土台は、相手を気遣う言葉や態度の工夫で、想像以上に強くなるものなのかもしれません。
私はお弁当作りをきっかけに、こんな学びがあるとは思いませんでした!
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・んぎまむ 編集・石井弥沙