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<語彙力増やしたい>小学生で国語力を伸ばすには家で何をすればいいの?本を読む以外にも……

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子どもの成績を伸ばしたくない親はいないでしょう。とくに国語。読解力や文章力など、ほかの教科にも必要なだけでなく、人生において子ども自身の大切なスキルとなるため、なるべく伸ばしてあげたいもの。そんななか先日ママスタコミュニティには小学生の国語力を伸ばす方法についてこんな質問がありました。

『国語力(語彙力とか表現力)ってどうやって伸ばしたらいい? 色んな言葉(言い回し・ことわざ・熟語など)を知っていたり説明や作文が上手だったり。学校の勉強以外にこれらを伸ばすために何かしてる? 特に小学生で国語力が高いお子さんをお持ちの方、家でどんなことしているか参考に聞かせてください!』

たくさんのボキャブラリーを身につけたり、上手に文章表現ができたりといったお子さんの国語力を伸ばしたいと考えている投稿者さん。そこでママたちに学校の勉強以外におうちでやっている対策を尋ねていました。

読書、親子でたくさん会話すること!

『国語力を伸ばそうと思ってやったことはひとつもないよ。元々本が好きだったりことわざに興味を持ったりして、言葉や文字に対して学びの姿勢ができてただけだと思う』

国語力を伸ばすために必要なこととして真っ先に思い浮かぶのが本を読むことですよね。今回の投稿でも「小さい頃からたくさん本を読んでいたから、小学生になった今でも国語は得意だよ」というコメントは寄せられていました。

『人にわかりやすく話す場面を増やす。親もいろんな話をする。親の語彙力は大事。端的な話だけではなく「こんなことがあった」と出来事を話したり、自然にお互いが喋ったりするって大切だと思う。一番は話し方や説明が下手でも否定はしないこと。私は子どもが話している途中に先回りして答えを出さないようにしてる。何となく言いたいことがわかっていても最後まで聞くようにしてる』

『語彙力は親の語彙力に依る差が大きいから、親子の会話を増やしたり、知らない言葉が出てきたら紙の辞書で引いたりするのがいいかな』

一方で読書以外にも親子でたくさん会話するというコメントも。親が子どもにたくさん話しかけてあげたりいろいろな言い回しや表現、語彙を使って話したりしていれば、子どもも家のなかで言葉のシャワーを浴びることになります。また親も子どもの話をじっくり聞いてあげたり、状況や出来事を説明させるように質問したりすると「自分の言葉で話す」、「人の話を聞き取る」といった基本的な国語力は自然と身についていくのではないでしょうか。「子どもの語彙力は親の語彙力に影響される」、「親の言葉を子どもは真似する」というコメントもありました。

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先天的に得意不得意はあるかも

『説明の上手さはある程度訓練できるけど、わが家は上の子は論理的な説明は不得手、下の子は2歳ぐらいから上の子より説明上手かったから先天的なものもあるんだろうなとは感じてる』

一方で、同じように育てていてもきょうだいで国語の成績や語彙力がまったく違うということもあるようです。「上の子は説明は下手だけど下の子は説明が上手だから先天的なものもあると思う」として、子どもの性格や気質による部分も大きいと考えているママもいました。親がいくら頑張って「この力を伸ばしてあげよう!」と思っても、その通りに育つかどうかは別の話。幼少期からすでにパズルが得意な子どももいれば体育が得意な子どももいるように、一口の国語力と言っても語彙力、読解力、作文力など細かく分けるといろいろな力があります。その子どもが好きなことや得意なことを伸ばしてあげるように考えてみてもいいかもしれませんね。

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子どもに無理やり学ばせるのはよくない。親子で楽しく取り組むのがベスト

『本はあまり読まなかったけど漫画は読んでた。物によるけど漫画も意外とことわざや熟語を多用してたりするし、漢字も全部読み仮名が書いてあるから年長とか低学年でも読める。あとはニュースを流すようにしてた。語彙力より世のなかの出来事に関心を持ってもらうためだったけど、そもそも報道番組は正しい日本語の宝庫だった。子どもがニュースの話題に触れてきたら伝わるように解説して、子どもにも意見を求めて答えさせてみたり』

『私が言い回しにうるさいところは少しあるかも。「お茶がこぼれたから拭くね」と雑巾を取りに来たら「お茶をこぼしたから拭くね、が正しいんじゃないの?」みたいなことを私がチクリと言うもんだから、微妙なニュアンスは日々鍛えられているのかもしれない。小さいときから「なぜだと思う?」って考えさせて自分の意見を言わせてたよ』

『小さな頃から本を一緒に読んで意見を言い合ったりしていたよ。楽しくね。漫画でも』

このほかにも本は読んでこなくても漫画をたくさん読んでいた人やテレビでニュース番組をつけていた人など、さまざまな体験談がありました。内容にもよりますが、漫画そのものにさまざまな表現や語彙が含まれているので、楽しく読んでいるうちに自然と国語力が身についていくというのはあるかもしれませんね。またニュース番組は正しい日本語や丁寧な言い回し、難しい言葉などもたくさん出てきます。知らない言葉が出たら辞書で調べてみたり、親子で「このニュースについてどう思う?」と感想を言い合ったりするなどして、語彙力や人に自分の考えを説明するスキルが得られるのではないでしょうか。また日常的に子どもが間違えた些細な言い回しのニュアンスや表現を指摘してきたというママも。たとえば馬を見て「1匹」と子どもが言っていたら「1頭ね」と訂正していくことで、子どもも正しい単位を覚えられるようになりますよね。今回の投稿では、子どもの国語力のために何か特別な勉強をしなくても、日常生活のなかで親子での会話や言葉の大切さを身近に感じられる状況を作っているママたちの姿がよくわかりましたね。

文・AKI 編集・みやび イラスト・おんたま

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