【子どもの風呂キャンセル界隈】「お風呂イヤ!」とわが子に言われた親は何割?<ママのリアル調査>
「そろそろお風呂の時間だよ」とわが子に声をかけるも「今日は入りたくない!」と全力で拒否……。そんな経験をもつママも少なくないのではないでしょうか? 理由はさまざまありそうですが「入らない!」と言われると、ママとしては困ってしまうものですね。今回ママスタセレクトでは、「お子さんが“今日はお風呂に入りたくない”と言うことはありますか?」と問いかけるアンケートを実施。子どもたちがお風呂を嫌がる原因やそのときの対応について聞きました。
わが子に「お風呂に入りたくない!」と言われた経験は……?
お子さんに「今日はお風呂に入りたくない」と言われることはありますか? との問いに「ある」と答えたママが60.9%、「ない」と答えたママは39.1%でした。大多数のママたちは、お子さんの「入浴拒否」に困った経験があるようです。
子どもがお風呂を嫌がる主な理由は?
お風呂に入りたくない! と主張する子どもたち。その理由は何でしょうか……? 年齢とあわせて聞きました。
1:「面倒くさい」
年齢問わず「面倒くさいから」という理由が断トツでした。小学生から中学生まで(なかには成人になってまで!)「面倒くさい」と言い切るお子さんが多数みられます。
『小4・小2・年中の男子。ただただ面倒らしい』
『10歳女子。お風呂に入る工程がすべて面倒くさい様子。濡らす、洗う、流す、拭く、乾かす……』
ただ、同じ「面倒くさい」にも理由のあるお子さんもいます。
『9歳女子。髪が長いから乾かすまでを考えると入りたくない』
『8歳女子。髪を洗って乾かすのが面倒(ロングだが、切りたくない)』
長い髪の毛を洗って乾かすのは確かに時間も労力もかかりますからね。しかも厄介なのは、ママたちが「それなら切ればいいのに」と言っても、お子さんは「ロングヘア」にこだわること。ママたちの困った顔が目に浮かぶようです。
2:「まだ遊びたい」
幼児から低学年に多かったのが、「遊びを中断したくない」という理由です。
『9歳と6歳。まだ遊びたいから』
『お絵描きが好きな6歳。キリが悪いと入浴を拒否する』
「4歳男子。遊びに夢中なとき」という声もあります。
『YouTubeが見たいから』
ほかにも、「テレビが見たい」「ゲームがやめられない」などなど、子どもたちがお風呂に向かいたくない理由はさまざまあるようです。
3:「疲れている・眠い」
『14歳女子。部活のバスケで疲れて帰宅して爆睡している』
『15歳。受験勉強に疲れていてすぐ寝たいとのこと』
『5歳男子。遊び疲れて嫌でも動きたくないとき』
『2歳男子。眠くて入りたくない』
受験生や部活動に励む成長期の中高生からは「疲れていてすぐに寝たい」と訴えるケースがみられました。また幼児でも「遊び疲れて動きたくない」「眠くてお風呂どころではない」といった理由もあげられます。
4:「浴室が寒い&お湯の温度が熱い!」
また浴室やお湯の温度に関するクレーム(?)も寄せられました。
『7歳男子。お風呂場が寒いから洗うのが嫌! なんだとか』
『3歳と4歳。いつも「熱いから嫌! ぬるくして」と文句を言う』
子どもにとっての快適な温度は大人とは違うもの。入る前に浴室を温めておく、お子さんが入る際にはお湯の温度を低めに設定するなどの工夫で解決することもありそうです。
5:「シャンプー&顔に水がかかるのが苦手」
『5歳女子。顔に水やお湯がかかるのを嫌がる』
『4歳女子。シャンプーが嫌い』
「4歳男子。頭からお湯をかけられるのが苦手で嫌がります」との声もあります。こればかりは慣れてもらうしかないのかもしれませんが、プールに通ってすっかり克服した、というお子さんの話も聞きます。根気は必要ですが、洗面器にお湯をはって、顔を洗うことに慣れさせるのもいいかもしれませんね。
スムーズに入浴するためのママたちの工夫
入浴は毎日のことです。嫌がるお子さんとの攻防戦が毎日続くのは、ママにとってもツライものでしょう。子どもたちが「ご機嫌」でお風呂に入ってくれる工夫はあるのでしょうか……。
『「汚いからね」って言うと入ります。結構、素直な小学生男子(笑)』
上手な声かけでお風呂に入るお子さんもいるようです。
『自分でタイマーを設定させ、鳴ったらお風呂に入るようにしている』
鳴ったらお風呂に入る、が習慣化になるとスムーズにいきそうですね。
筆者の子どもが小さいときには、バスボールをいくつか買っておき「今日は何が出るか、やってみよう」と言って誘ったり、水に浮かぶ動物のフィギュアを持ち込んで「一緒にお風呂で遊ぼう」と言ったりしたことがあります。また入浴後の楽しみをつくっている人もいました。お風呂から出たらアイスを食べよう、お気に入りのパジャマを着ようね、といった声かけもよさそうです。
気持ちよく入浴できる方法を親子で見つけて
6割の子どもたちが「お風呂を嫌がることがある」とわかった今回のアンケートですが、その理由は年齢や環境によってさまざまでした。上手な声かけによって「まだ遊びたい」「面倒くさい」といった気持ちは解消できるかもしれません。また「眠い」「疲れた」となる前に入浴できるように準備しておくなど、親が工夫することでスムーズに解決できる場合もありそうです。
小さなお子さんをもつママたちは「今日もまたお風呂を嫌がるのか」と憂鬱な気分になることもあるでしょう。けれど、たいていはいっときのこと。成長につれて自然と解決することも少なくありません。「今だけのこと」と前向きに捉えつつ、親子で楽しめる入浴習慣を見つけてみてはどうでしょう?
総回答数:1,222票
調査方法:インターネット
調査月:2025年2月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・金のヒヨコ