<義姉「実家を返して!」>数年の間に大切な人を次々失った私たち「涙が止まらない」【第5話まんが】
前回からの続き。私(ユイ)は、夫のヒロトと2人の子どもたち(マイ・リュウ)と暮らしていました。ある日夫が突然他界し、私は優しい義両親が申し出てくれた同居の提案を受け入れます。結婚した義姉のミホさんも温かく支えてくれ、私たちは全員で悲しみから立ち直ろうとしていました。しかしそのわずか数年後、交通事故で義父が亡くなります。間もなく病を抱えた義母との日々がはじまり、私は最後まで寄り添っていこうと心に決めたのでした。
病を抱えた義母との日々は、大変だけれど穏やかな時間でした。私は正社員の仕事をいったんパートに変えました。家は義母のためバリアフリーに再度リフォームしました。
義母の容態が急変し、義姉も慌てて病院に駆けつけました。これからも義母と義姉と私たち、穏やかな時間が続くはずだったのに……。夫を亡くして数年で、義父に続いて義母までもこの世を去ってしまいました。
義母の介護は決して楽だったとは言えません。けれど何かしてあげるたびに嬉しそうにする義母を見て、しっかりと最後まで尽くそうと思っていました。それが何十年と続こうとも、弱音を吐かずに最後まで寄り添おう……。そう思っていたのに、別れは突然やってきてしまったのです。
義母が亡くなったときは、「この世に神様なんて存在しない……」と思ってしまうくらい落ち込みました。きっと義姉も私と同じくらい、いやそれ以上にショックだったでしょう。一緒に暮らしていた私が悲しいのはもちろんですが、義姉からしてみれば弟と両親が立て続けに亡くなってしまったのです。
ひとしきり泣いて、泣いて、泣いて……。でも子どもたちのためにもずっとメソメソしているわけにはいかない。私は涙を拭いて立ち上がらなくてはと思っています。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子