前回からの続き。私はアヤカ。夫と娘リリ7歳の3人家族です。今年も年末年始になり、義実家に帰省しており、義両親とともに外にご飯を食べに来ました。ところが年末ということもあり、注文後なかなか料理がこなかったのです。すると、義母がイライラし始めました。私が知っている義母は明るくて穏やか、何事もテキパキとこなす性格。料理がこないくらいで、まさかこんなに苛立つとは思ってもみませんでした。さらに、やっときた料理は私の分だけ！　義母はさらに機嫌が悪くなってしまったのです。

席の雰囲気が、また一段と悪くなってしまいました。他の料理は、なかなかきません。確かに料理の提供が遅いとは思います。でもここまでイライラした態度をされると、私も気まずくてどうしたらいいのかわからなくなってしまいました。ふとリリの顔を見ると、落ち込んで悲しそうな顔をしています。リリも、いつもは優しい祖母の態度に心を痛めているのでしょう。

夫は「せっかくの外食なんだから、楽しくいこうよ。ココ、うまいって評判なんだぜ。確かに料理が来るのは遅いけれど、その分リリと話す時間が増えたと思ってくれよ」と、義母を冷静になだめました。

店員さんが時間がかかってしまったので、ワンドリンクサービスさせてほしいと言ってくれました。

リリの前で義母が不機嫌になってしまい、私は居心地が悪くてどうしたらいいか困っていました。夫がはっきりと不機嫌な態度をやめるように伝えてくれて、思わず心のなかで拍手しました。確かに料理の提供は遅かったので、苛立つ気持ちもわかります。
でも、その不機嫌さを全面に出されると、自分に原因があるわけではないのにいたたまれない気持ちになってしまうのも事実です。今回、義母がリリの様子を見て、そのことに気がついてくれてよかったと思っています。

原案・編集部　脚本・今淵凛　作画・チル　編集・横内みか

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