<犬のせいで離婚!?>家族の中心にいる犬が気にくわない!手放すには?【第5話まんが:夫の気持ち】
前回からの続き。俺はコウダイ。妻のシオリとは数年前に結婚して、今は9か月になる息子のアオトもいる。幸せな3人家族……と言いたいところなのだが、実はわが家には「家族」がもう1人……いや、もう1匹いる。シオリが独身時代から飼っているチワワのマロンだ。こいつが本当にかわいくない。なんといっても気に食わないのは、俺にまったく懐く気がないところ。シオリ以外には懐かないのならまだわかる。けれどシオリの友だちやアオトにはしっかり懐いてる。なんで俺にだけ懐かないのか……考えるだけで腹が立つ。
大げさに聞こえるかもしれないが、結婚したときから俺はシオリと「夫婦水入らずの2人暮らし」をしたことがない。というのも、俺とシオリのあいだにはいつだってマロンがいる。それだけじゃない。アオトが生まれた今となっても、家族の団らんの中心にはいつもマロンがいる。俺はそれがいつも気に食わない。
完璧だと思えた作戦だった。が、シオリにはあっさり見抜かれた。しかもシオリを責める際にはずみで「離婚だ」と言ってしまったせいで、それを逆手にとられて離婚まで迫られた。
シオリに必死で謝りながら、俺は自分の浅はかさを後悔した。なんで俺は思ってもいないことを口走ってしまったんだ。
マロンが家の中心にいるのが気に食わないと思っていた俺。早い話がマロンに対して嫉妬心を抱いていたんだ。どうにもこうにも俺にだけ懐かないため、「シオリがマロンを手放せばいい」なんて最低の考えを思いついてしまった。
しかもまだ幼いアオトまで巻き込んで……。今となってはなんて浅はかで卑怯なことをしてしまったのだと反省している。あのときシオリに離婚を思いとどまらせてくれたマロンやアオトには、頭が上がらない。
これからは家族「4人」で仲良く暮らしたいと思う。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・魚師 編集・塚田萌