<非常識な妹>「2人でイチから」彼氏からの甘~い言葉に…離婚しよう!【第3話まんが:妹の気持ち】
前回からの続き。私はナナ。旦那のイクト、小学生の子ども・ソウと一緒に暮らしています。しかしイクトは付き合っていたときから浮気ばかり。結婚してからも、私が知っている限り5~6回は発覚しています。ひどいときには浮気相手が家にまで突撃してきたことも。とはいえ私にも彼氏がいるので、今は心底悩んでいるというわけでもありません。ただ、浮気性の旦那に悩む妻を演じれば同情してもらえますし、イクトは家にいるときは子煩悩で家事もかなりやってくれます。愛情はとうに尽きていますが、共に子育てをするパートナーとしては申し分ないのです。しかし最近、彼氏であるタクローさんから積極的に言い寄られ、再婚を考えるようになりました。
初めてイクトの浮気相手と対面したダメージもあり、それまで考えていなかった離婚を考えていたときにタクローさんと出会いました。タクローさんは仕事上の関係で知り合った人。会社を経営している方で、私よりもひとまわり以上年上です。
私は喜びでいっぱいでした。しかしそんな感動も束の間、タクローさんは戸惑うようなひと言を言いました。タクローさんは私に子どもがいるのを知っています。あえて「ふたりきりで」と言ったということは、それが一緒になるための条件ということでしょう。こうして私は、絶対に比べてはいけないものを天秤にかけてしまったのでした。
離婚の話はとんとん拍子に進みました。唯一失敗したと思ったのは両親のこと。タクローさんと一緒になれる嬉しさもあり、つい包み隠さず報告してしまったため両親は大激怒。勘当までされてしまいました。
「ふたりきり」で始めた新生活。しかし楽しかったのは、最初の3ヶ月だけでした……。タクローさんはとんでもないモラハラ男でした。ほしいものは手に入れないと気がすまないのは知っていましたが、手に入れたあとは大切にしないなんて聞いていません。
新生活は蓋を開けてみたら、まったくお金を使わせてもらえないどころか生活費も十分にもらえない、家事の協力など一切ナシどころか口ごたえも許されないという離婚前以上に苦しい生活。浮気しないと言われていても、こんな生活負担しかありません。
タクローさんからのプロポーズを受け、私は舞い上がっていました。お付き合いを始めてからずっと、「こんな人と結婚できたら幸せだろうな」と考えていた私には、願ってもないチャンスでした。
ソウのことをイクトに任せて離婚した私は、晴れてタクローさんと結婚することになりました。結婚する際に両親から勘当されてしまいましたが、そんなの気になりません。タクローさんと結婚すれば、今よりずっと幸せになれるはず。そう信じていたのですから。しかし実際には、幸せな時間は長くは続きませんでした。過去の自分の選択を後悔しています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・Ponko 編集・横内みか