<義母、施設へ行って!>失禁にショック!!涙を流し、あやまる姿に「年をとる」実感【第3話まんが】
前回からの続き。私(マキコ)はもうすぐ還暦を迎える主婦です。ここ数年、認知症の症状が進みはじめた同居の義母。性格が変わったようになり、身体の機能も少しずつ落ちてきました。懸命に介護してきた私たち夫婦の疲労は増し、ついに義母を高齢者施設に入れる決意をしましたが……。義母は頑なに「施設には入らない!」と言うばかり。どこまで義母の意思を尊重すればいいのか分からなくなって途方に暮れてしまいました。すると職場の同僚たちも同じようなことで悩んだ経験があって……。
「もう一度しっかり話し合った方がいいよ。家族がこんな状態になっているのにお義母さんの要望ばっかり聞いていられないし」「徐々に施設に慣れていってもらうところからはじめる方法もあるよね」同僚と話をして、少しだけ気が楽になりました。
帰宅をすると義母がお漏らしをしていました。義母はたまに、昔の性格に戻ったかのようになるのです。汚れた床を拭いたり着替えを用意したりと世話をする私に、涙を流して謝る義母。その姿を見ていると、私も涙が出てきてしまいました。
介護をしている家族が限界になってからの行動では遅い……。同僚の言葉が私の背中を押してくれました。本人がどんなに嫌がっても、決断をしないといけないことはあるのかもしれません。若い頃の義母は、本当に私を助けてくれました。だから私も精一杯義母を支えようと思って頑張ってきました。しかしもうこれ以上どうすることもできないのです。これからますます症状が進むであろう義母を自宅で介護し続けることは無理でした。
昔の義母は子どもたちのお漏らしをテキパキと片付け、着替えさせてくれました。そんな義母が今は、自分のお漏らしに何もできずただ謝るだけ。かつての元気だった頃の姿が思い出されて切なくなります。これが「年をとる」ということなのかもしれません。夫が帰宅したら、今後についてしっかりと決めたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子