<義母と同居して!>息子夫婦に「遺産あげます!」だから……同居と介護はヨロシク!【第2話まんが】
前回からの続き。私(サナコ)は昔から姑と折り合いが良くありませんでした。姑も私も気が強いタイプだったため、互いの主張がぶつかり合い、楽しく話をした覚えはほとんどありません。それでも何とか当たり障りなく、最低限の付き合いを続けてきました。ここら辺は同居が当たり前の地域。結婚当初は何度か同居話を持ち掛けられましたが、ただでさえ姑と折り合いが悪いのに、同居なんてしてしまったら逃げ場がなくなる……。そう思った私は何がなんでも同居をせずにここまで暮らしてきたのです。しかし先日舅が亡くなってしまいました。周りの親戚からは「早く同居をしてあげろ」とプレッシャーが強くなる一方。そんなときひらめいたのが、私の息子夫婦を姑と一緒に住まわせるという案でした。幸い姑は息子家族には激アマです。この手を使わないなんてない。善は急げ! 私は葬儀が終わって落ち着いたタイミングで、息子夫婦を我が家に呼び出すことにしたのです。
夫には姉と妹がいます。しかし県外に嫁いでいますし、基本的に長男至上主義的な地域です。
姑が持っている家や土地、田畑や山はすべて夫が相続するということで、話がまとまっていると聞いています。
タケシたちが姑と一緒に住んでくれたら、すべて丸く収まるわ!!!
「だから……そのーー……」と夫は、息子たちにどう話すべきかと、とても言いにくそうにしていました。
「あ、もちろんタダでとは言わないわ。おばあちゃんが亡くなったあとの遺産、全部あなたたちにあげます。孫やひ孫たちと一緒に暮らせるなんて、おばあちゃんも喜ぶわね!」
遺産を全部もらえるとなれば、息子夫婦はきっと同居を快諾してくれる……と、私はそう思って疑いませんでした。しかし……。
我ながらナイスアイディアだと思いました。
しかも夫も遺産をすべて手放していいとまで言ってくれたのです。
姑が持っている土地や田畑、山をもらえると知ればタケシたちも首を縦に振るでしょう。
以前、早くマイホームが欲しいとか、頑張って節約しないと……とか言っていたので、願ったり叶ったりのはず。
姑が亡くなれば、その財産はすべて手に入るのですから。
私たちは早速、息子夫婦を呼んで話をしました。
しかし嫁からの返答はハッキリと「お断りします」だったのです。
私は驚きました。
話の内容がしっかり伝わっていないのでは……? とすら思ってしまうのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・石井弥沙