<許す?許せない?>夫が大号泣!本音をぶつけ合い……「2人目」より大切なことは?【第5話まんが】
前回からの続き。私はマキ(35)。夫のリョウスケと娘のサクラと3人で暮らしています。私たち夫婦は、いわゆる「男性不妊」と呼ばれる問題で、不妊治療をしています。娘のサクラも治療開始から3年経ってやっと授かることができました。2人目もほしいので治療を続けていますが、心と身体の負担が大きく、今は専業主婦をしています。ただ不妊治療にはお金がかかるので、体調を見ては短期のパートに出ることも。
リョウスケは治療にも協力的です。でも最近、うまくいっていないかも、と感じることが増えました。リョウスケはゲーム仲間であるサチさんと、あまりにも仲がよいのです。しかも、リョウスケの気持ちはサチさんにも、サチさんの夫のダイスケさんにもバレていました。私はリョウスケと本音で向き合うことに決めました。
「不妊はあなたのせい!」。この一言だけは、決して言ってはいけない。私は唇をかみしめました。私が不妊治療で諦めてきたもの。仕方ないと思っていること。さまざまな悔しさが痛みとなって胸を刺します。リョウスケはふるえながら話を聞いていました。
リョウスケが泣きだし、私は驚きました。今までリョウスケが泣いているところは見たことがありません。もし自分に不妊の原因があったら。私だって苦しいでしょう。だからといって他の人を好きになっていい理由にはなりませんが、私は自分に非がないぶんリョウスケを責めやすいのかもしれません。
リョウスケの返事を聞いてほっとしました。心が浮つくことは、長い人生をともにすればあるかもしれません。リョウスケの気もちを聞いて、今後の人生でこういうことが「絶対ない」とは言い切れないと思いました。
つらいとき、助けがほしいとき、そばにいてほしいとき。その相手が誰なのか、なにを選ぶのかは自由です。でも、後悔しない選択をしたい。私はそう思いました。娘のサクラはパパのことが大好きです。リョウスケにそばにいてほしい。私は今、そう思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・魚師 編集・塚田萌