<再婚アリ?ナシ?>元旦那の歩み寄り「家族に戻りたい」しっかりモノの長男は……?【第4話まんが】
前回からの続き。私、アイは3人の子ども(マモル10歳、サトシ6歳、ヒロト2歳)を育てているシングルマザー。元旦那のキイチとは2年前に離婚をして、私が子どもたちを連れて家を出ることになりました。それ以来、親子4人でアパートで暮らしています。離婚をしたとき、元旦那とはとても険悪な雰囲気で「もう顔すら見たくない!」と思っていましたが、今となってはそれも過ぎたこと。現在は子ども3人を会わせるときにも以前よりずっと楽しい雰囲気で一緒にいることができます。そんななか先日の面会日に、キイチから「やり直したい」と復縁を求められました。友だちや両親、さまざまな人に意見をもらい、出した私の結論は……。
「もしまた一緒に暮らすとなると、前の家に住むことになるよね? そうなると、また転校や転園をさせちゃうことになるから……」私がそう切り出すと、キイチは同意してくれました。
「今俺が住んでる家は貸家にしてさ、俺がそっちに部屋を借りて、引っ越すのはどうだろう?」「えっ……」想像していなかったキイチからの提案に、目が丸くなります。
「今すぐに“はい、じゃあ今日からまた家族です”っていうのは難しいでしょ。アイも子どもたちも。だからとりあえず近いところに住もうよ。気持ちが揃ったらタイミングをみて学区内で部屋を探して、また5人で暮らそう」キイチがそこまで考えてくれていたとは知らず、私は少し驚いてしまいました。
そのあとも何度か話し合いをしてから少しずつ気持ちを固めた私たちは、子どもたちに話をすることにしました。
子どもたちはずっと、父親であるキイチが大好きでした。期待にあふれた言葉に少し戸惑います。私とキイチの都合に合わせてしまっていることを申し訳なく思いました。
するとマモルが……。
マモルがポロポロと泣き出しました。離婚したときには「大丈夫だよ、これからは俺がお母さんとサトシたちを守るからね」と言ってくれていたマモル。しかしもちろん父親との別れはマモルにとっても大きなものだったのでしょう。つられてキイチと私も涙ぐみました。
キイチの提案どおり、私たちはまだ一緒には暮らしていない状態です。しかしキイチは私たちのアパートの近くに引っ越しをして、5人で毎日会うようになりました。きっとまた5人で暮らし始める日は、そんなに遠い未来ではないでしょう。私たち5人はまた家族として向き合い始めました。これから私たちがどんな家族の形をとることになるのか、まだわかりません。しかし今後はお互い穏やかな気持ちで向き合いながら、ゆっくりと関係を深めていけたらと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・魚師 編集・塚田萌