<サイテー卒園式、やり直し!>ヘタクソな伴奏にイラッ!プロなら死ぬ気で練習してよ【第2話まんが】
前回からの続き。私(ユリ)は夫のヨウタと息子のトモキの3人家族。共働きのため、トモキは1才になる少し前から保育園でお世話になっています。そんなトモキも、もうすぐ卒園して小学生に! 親が仕事をしているので保育園には3月末まで通うのですが、3月の中旬に卒園式があります。息子によると、園で卒園式で歌う歌の練習などを頑張ってきたようです。息子の晴れ舞台を私は楽しみにしていました。しかし本番、ピアノを担当したレナ先生の伴奏ミスが目立ち、最低最悪な卒園式になってしまったのです。
謝恩会では、私を含め暗い顔をしている保護者ももちろんいました。家に帰る途中、のんきに笑う夫とトモキとは反対に、私はずっとイライラしながら無言で歩いていました。帰宅してからも、私の怒りは収まることはありませんでした。
トモキがその場からいなくなったことを確認してから、私は夫に話をします。レナ先生の伴奏でトモキの一生に一度の卒園式が台無しになったのに、夫は大袈裟だと笑っています。
夫に話しても全然通じませんでした。こうなったら……そう思って、私は勇気を出してクラスLINEにメッセージを送ってみることにしました。するとすぐにレスがつきます。
私と同じ気持ちの人は他にもいたのです。いつもなら園の行事はハナ先生がピアノを弾くはずですが、どうやらハナ先生は手を怪我してしまったそうです。でも、卒園式を控えた大事な時期に怪我をするなんて、あまりにもプロ意識に欠けています!
その後の謝恩会でも私の怒りは収まりませんでした。世間話をしている保護者もいましたが、皆きっと心の中では同じ気持ちでしょう。レナ先生がミスをしたことも許せないし、ミスをしないようにするための努力を怠ったことにも腹を立てています。園児たちのすべてが詰まった卒園式を背負う覚悟が、レナ先生にどれほどあったのでしょうか。今までお世話になった園だったけれど、最後の最後に先生たちのプロ意識の低さが露呈してしまって、残念な気持ちしか残りませんでした。年長クラスLINEでも、やはり私と同じような考えの保護者がいました。皆が同じ気持ちなのであれば、卒園式のやり直しを求めた方が一番平和でいいような気がします。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・善哉あん 編集・elokuu