近藤千尋:第1回 初めて会った日、彼のことを知らなくて机の下でこっそり検索しました
雑誌「S Cawaii!」の専属モデルとして活躍し、「渋谷ギャルがなりたい顔№1」に選ばれたカリスマモデル・近藤千尋さん。ファンから“ちぴちゃん”の愛称で親しまれる近藤さんは、2015年にお笑いトリオ・ジャングルポケットの太田博久さんと結婚、2017年の5月に待望の第一子となる「十愛(とあ)ちゃん」を出産しました。
Instagramやブログで公開されている旦那さんとのラブラブな姿に憧れるとの声もあり、ママとなった今も、近藤さんのプライベートや育児は注目の的です。
そんな近藤千尋さんに、旦那さんとの出会いから結婚、出産、育児の日々までたっぷりお話を伺いました。
旦那さんとの出会いについて教えてください。
ソナーポケットのko-dai(コーダイ)くんに紹介してもらったのがきっかけです。
あまりにも恋愛運のない私を見かねて、ko-daiくんが「次の男は、俺が紹介してやる」って言ってくれたんです。
ひーぼぉくん(夫・太田博久さん)も恋愛経験が少なくて、「良い出会いがない」とko-daiくんに相談していて、「この2人は合うんじゃないか」ということで引き合わせてくれました。
今では、出会いのきっかけを作ってくれたko-daiくんに、足を向けて寝られないくらい感謝しています。
どういうところが「合う」と思ったんでしょうか?
二人とも恋愛運がないのと(笑)、意外と一途で恋愛に対しては真面目なところが合うと思ってくれたみたいです。
実際お会いしてみて、第一印象はどうでしたか?
第一印象は、「(背が)小さな人だな」です。「ジャングルポケットの太田です」と言われて、机の下にスマホを隠しながら彼のことを検索しました。「あぁ、この真ん中の人ね!」って(笑)。
ko-daiくんがひーぼぉくんに、「明日、朝早いらしいから電話で起こしてあげなよ」と言って、私と携帯番号を交換するように促したんですよ。連絡先を交換することには戸惑いを感じたんですけど、「芸人さんに一人くらい知り合いがいてもいいか」と思って交換したら、翌朝、ひーぼぉくんが本当に電話で起こしてくれたんです。
それから毎日LINEをするようになって、一週間後にランチに誘われて初めてのデートをすることになりました。
第一印象では、ピンとこなかった彼と、毎日LINEのやり取りをするようになって、どのような心境の変化があったのですか?
そのときはまだ、彼に惹かれるというよりは、話が止まらないなと思っていました。LINEなのにメールのような長文を送り合っていたんです。
相手のことをもっと知りたいなという気持ちもあったんだと思うんですけど、私から話したいこともたくさんあって、会話が尽きませんでした。
初デートのときには、意識するようになっていたのですか?
初めてのデートのときはまだ、彼のことをそんなに意識してなかったんです。ランチに鰻を食べにいって、その後原宿にあるコーヒー屋さんに移動して、4時間くらいずーっと二人で喋ってました。ランチから合わせると6時間くらい!
そんな経験をしたことがなかったので「初めて二人で会った人と、こんなに話せるんだ」と驚いたのを覚えています。
お付き合いがスタートするまではどのくらいだったんですか?
初めてのランチから10日後くらいです。その間にも何度か会っていましたが、彼のライブを見にいったとき、舞台に立つ彼の姿を見て「かっこいいな」と思ったんです。意識するようになったのはその頃からですね。
きっとお互いに好意を持っていたと思うんですけど、彼からは全然誘ってくれないので、私から焼き肉に誘ったこともあります。お酒を飲みながら話をしたのはそのときが初めてで、「サファリパーク行こうね」とか「映画行こうね」、「ディズニーランド行こうね」とか、いろんな約束をたくさんしました。
その2日後に彼から、「犬に会ってみたい」と連絡が来たんです。夜の11時頃に来ることになりました。
夜の11時ですか……。
いろいろ覚悟して勝負下着をつけて待ってたんです(笑)。その時間に来るってことは「泊まるのかな?」と思って。玄関を開けて彼を見たら、次の日に使うコントの衣装を持っていたので、「泊まるんだ~」って思いました。
その後彼は私の部屋で、正座をしながら「付き合ってください」って言ってくれました。
でも勝負下着までつけていたのに、その日は何もしてこなかったんですよ。後で聞いたら、「すぐそういうことをして、『芸人だもんね……』とか思われたくないから我慢したんだ」と言っていました。でもそれくらい真剣に考えていてくれたのは嬉しかったですね。
憧れの夫婦として注目されるお二人の出会いのお話を聞かせていただきました。旦那さんのお話をするときの近藤さんの表情からは、旦那さんへの“大好き”が溢れていましたよ。次回も、お楽しみに!
取材、文・上原かほり 撮影:山口真由子