<嫁姑の関係>義母の厚意に「結構です」上手く立ち回れない自分を反省……【後編:嫁の気持ち】
前回からの続き。3年前の話です。私は三男の嫁・アヤです。出産して少し経った頃、同じ県内に住む義母から連絡がありました。義母は退院日にお祝いを持って赤ちゃんの顔を見にきてくれましたが、それ以来会っていませんでした。
予想もしていなかった提案でした。子育てに必要な消耗品を送ってもらえるのは助かります。でも私はとっさにこう思ってしまったのです。
その後、親戚一同が集まる義実家の法事がありました。しおりさん(次男のお嫁さん)は、私よりも少し先に出産しています。ふたりで子育てについて雑談をしているうちに、こんな会話になりました。
しおり「そういえばお義母さん、いつも消耗品を送ってくれて助かるよねー」
しおりさん夫婦は義母から頻繁にオムツやミルクなどを送ってもらい、自分たちではほとんど買ったことがないとのこと。私はその言葉に驚きました。
ハッとしました。もし自分もあのとき「お願いします」と言えていたなら、今ごろもっと義母と良い関係でつきあえていたのかも……。義実家に上手に甘えているしおりさんがうらやましく、自分が招いた結果とはいえ複雑な気持ちになりました。
そして後日、旦那がこんなことを言い出し私のモヤモヤはますます大きくなったのです。
旦那「そういや母さんと父さん、法事で親戚に言ってたよ。三男夫婦が近くにいてくれるから安心だ、って」
私「そうなの? お義兄さんたちは帰ってこないの?」
旦那「2人とも都会で仕事してるんだ。戻ってくることはないと思う」
円滑な人間関係には我を通すだけではなく、相手の意見を素直に聞くことも必要なのでしょう。私も義母の申し出を突っぱねるばかりでなく、ときには頼ることがあってもいいのかな……という気になってきました。心のなかのモヤモヤはきっと、自分の人付き合いの不器用さから生まれているもの。これまでの義母へのそっけない対応を少々反省したのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・きたがわなつみ 編集・井伊テレ子
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