2019/12/28

孫を意地でも「ママ似」と言わない義母。これって義母あるある？気持ちを保つ方法は？

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初孫が生まれたとき、両家の祖父母たちは初孫フィーバーで盛り上がることでしょう。「息子に似ている」「娘の赤ちゃんの頃に似ている」目が、鼻が、口が……と、次々に赤ちゃんの似ているところを探す、嬉しそうな両親・義両親。こちらまで幸せな気持ちになりますよね。しかしママスタコミュニティに投稿してくれたママは、ふと義母の言葉が気になります。

『最近子どもが生まれました。目は旦那、鼻口は私にそっくりなのに、「◯◯（旦那）の赤ちゃんの頃にそっくり～！　ごめんね～！」と笑いながら会うたび何度も言ってくる。「鼻から下は私に似ていると言われますが……」と言うと、「ごめんね、それがだんだん◯◯家（旦那家系）に似てくるのよね～！　そういうもんなのよ！」と』

「ごめんね」の言葉に若干のマウントを感じてしまいますが、そこはいったん置いておいて。意地でも“ママ似”と言わない義母は、さらに旦那さんの妹にも似ている！　と言い出す始末なのだそう。「旦那家似」の言葉に違和感を覚える投稿者のママですが、実はこれ「義母あるある」なのだそうですよ。

義母あるある？ウチの義母もそうだった！

『わかるー！　うちのとこも意地でも言わないよー。「〇〇家やから仕方ないわよー！」とか「〇〇家の遺伝ねー！」って。いや、この子“お母さん似”とよく言われますがね。言ったら悲しむだろうし、私も言わないけどさ。ハイそうですねーと聞くのも疲れてくるもんね。で、嫌なところだけ「嫁ちゃんの家の遺伝」って言ってくる』

『うちの義母もそう。誰が見ても私に似ているし旦那側の親戚もみんな私にそっくりー！　って言っていたのに義母だけは認めなかったよ』

『思わせてあげなよ、言わせておいてあげなよ。うちの義母も大体そうだよ。思いたいんでしょ』

義母とはそういうものだ、というママたちのコメントがママスタコミュニティから集まりました。一生懸命「旦那さん家の遺伝」を探したくなるのも、孫誕生への喜びが溢れているからなのかもしれませんね。

『「本当にそっくりで心配なんですー！」って言ってやれ！』

ざっくりと、でもものすごく核心を突くような言い返しです。

『「その分中身はうち側だといいんですけどねー」って言うしかない。「結局、人間中身ですしねー」って』

さりげなく外見も内面もをディスるという高度なテクニック（笑）。しかし正面切ってそんな言い返しができるかといえばそうでもなく、結局言われたママ自身がうまく聞き流すしかないのでしょうか。

一方で、父方の祖母として、義母が内に秘めた心理を突いたコメントもありました。

「旦那さん家の遺伝」を主張するのは安心したいから？

『女側は自分から産まれたら誰の子だろうと自分の子だけど、男側は分からないからどうしても血液型とか性格とか容姿で自分たちの遺伝子だと確認したいんじゃない？　だから妻側の親は余裕があるから普通に「旦那君に似ているねー！」とか言えちゃうでしょ。一度自分の遺伝子だと認められたら安心するらしいから、はいはいふんふん聞き流して言わせてあげた方が早くおさまるかも。あらあら、また必死で遺伝子探ししてるなーって見守ってあげて（笑）』

『似てないって言われるよりよくない？　「ホントに息子の子なのかしらぁ～？」って』

『息子に似ているって思いたいんだよ。そうですねって笑っとけばいいのよ。いちいち私に似てますとか言わなくていいと思う』

お腹を痛めて子どもを産んだのは紛れもなく“ママ”ですが、その父親が旦那さんであることを証明するには、遺伝子検査などが必要になってきます。「似ている」という遺伝子の共通点を見つけて安心材料を得ることで、義両親は心置きなく孫を愛でられるのかも。「似てない」を連呼されて疑いの目を向けられるよりも、「似ている」と喜ばれることで、改めて義実家との信頼関係も強くなりそうです。

『言わせておけばいいんだよ。うちは夫に似ているって言われたら「そうなんです、夫そっくりで可愛いってみんなに言われます」って言うと、義実家はみんな嬉しそうだったし円満万歳だよ』

『面倒だから「義母に似ているって言われるんですぅ」って言っておいてるよ。機嫌いいならよくしてくれるしね』

苦しい思いでわが子を産み、その後も辛い育児を頑張っているのはママです。そのママからすれば、カワイイわが子に「旦那家似」を連発されることで、自分の存在が否定された気分になったり、遠回しに「旦那家の子ども」と言われている感覚に陥る気持ちになるのかもしれません。しかしそれもすべて、義両親から孫へ愛情があってこそです。わが子が義実家へ受け入れられる儀式のひとつだと思って、「孫を可愛がってくれようとしてくれているんだな」くらいの気持ちで受け取ってみるのはいかがでしょうか。

文・渡辺多絵　編集・しらたまよ