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「思うように進まない……」乳幼児ママの「掃除がしたい気持ち」と折り合いをつける方法

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幼い子どもが家にいると、日々の掃除すら思うようにできないことが多いですよね。特に1歳くらいまでは授乳や離乳食、頻繁なおむつ替えなどで子どもに手がかかります。ママは自分の休息を取るので精一杯、むしろ取れたらいい方です。筆者も余裕がなくて、暇があったら眠りたい毎日でした。

それでも年末になると、「やっぱり大掃除したほうがいいのかな?」と考えてしまいます。

子育て支援センターで保育士さんに、気持ちが楽になる言葉をかけてもらったのは、そんな大掃除の時期でした。

「大掃除なんてしなくていい」ベテラン保育士さんに言われた言葉

筆者は子育て支援センターで、ベテラン保育士さんに「大掃除なんてしなくていいよー!」と言われたことがあります。

それもそうだ! 大掃除は当たり前にするものと心のどこかで思っていましたが、“大掃除をしない選択”をしてもいいことを知りました。気持ちが楽になり、大掃除へのプレッシャーもなくなりました。

今は「日頃の掃除で、子どもが動くところだけ綺麗にしておけばいいのでは?」そんな考えを持っています。

子育て中、徹底的に掃除したい気持ちに折り合いをつけつつ、なんとか掃除をしてきた筆者の例を紹介したいと思います。

掃除したい気持ちに折り合いをつけて、できるだけ家を綺麗にする方法

「時間がないから“大”掃除できない」ではなく「スキマ時間に“小”掃除する」

朝の家事がいつもより早く終わったり、子どもが思いがけず早く眠ったりしたときに、「いま何かできるかも!」と思うことはありませんか。ママが一息ついて、余裕があるときは小掃除できるチャンスです。

普段から掃除したい場所を一か月分紙に書き、“掃除したいところリスト”にして、冷蔵庫などの目に入るところに貼っておきます。時間ができたらリストを見て、できそうなことをやっていきます。「時間ができたら」というところがポイントです。

掃除中も子どものお世話が必要になり、中断することがよくありますよね。しかし無理に続けようとしても、子どもも掃除も気になって、作業は進まないもの。子どもに呼ばれたときには、すぐに掃除の手をとめて、子どもの対応をします。続きができなくても、「また時間ができたらやろう」と、気楽に。

リストに書いてあることを全て12月中にやろうなどと、期限は決めません。今月中にできなかったことは、紙を変えて次の月のリストに入れれば良いのです。できたことをリストから消すのも、達成感が得られて気持ちいいですよ。

家じゅう綺麗にしたくなったら「子どもの面倒を見てもらう」

そうはいってもだんだん気になるところが出てきて、「家じゅう綺麗に、それも自分の手で掃除したい!」という気持ちは、ときどき湧いてくることもあります。きっと我慢できないくらいストレスが溜まっているでしょうから、そんなときは集中して掃除する方がいいかもしれません。

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パパに子どもを見てもらって掃除できたらいいですよね。パパに「掃除するのと子どもと遊ぶのではどっちがいい?」と聞いて選んでもらい、協力してもらうのはいかがでしょうか。短い時間でも集中して掃除ができると気持ちもスッキリします。
パパや周りの人に子どもの面倒を見てもらえないときには、保育園などの一時保育を利用することもできます。ママのリフレッシュのためにも利用できる制度なので、家の掃除をするために利用しても良いのです。

子どもの「家を綺麗にしたい」気持ちを育てる

子どもが少し大きくなったら、普段から一緒に掃除ができたらいいですよね。筆者は2歳の子どもに、持ち手のついたふわふわしたダスターで、棚などを拭いてもらっています。ふわふわしていて軽いので、子どもも喜んでお手伝いしてくれます。百円ショップでも売っていますよ。

2歳だと、掃除というよりも振り回してほこりを立てている感じで、もちろん綺麗にはなりません。それでも「家をきれいにしたい」という気持ちが育ってくれたらいいと思っています。将来子どもが掃除を手伝ってくれるのを見越して、試しに子どもに受けそうなお掃除グッズを用意してみてはいかがでしょうか。

我が家では、子どもが小さいうちは年末の大掃除ができなくても、時間ができたときに少しずつ掃除をして、ある程度の清潔さを保てればいいというのが基本になっています。家族で使っている家だからママが一人で綺麗にするのではなくて、将来的に家族みんなで綺麗にしていけるような方法を探っていきたいですね。

文・石丸文恵 編集・しらたまよ イラスト・んぎまむ

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