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<在宅介護の限界>親を施設に入居させるべきタイミングはいつ?共倒れを防ぐためにできる準備とは

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「いつかはその日が来る」とわかっていても、直視するのが怖いのが親の介護。「お箸をうまく持てなくなった」「何度も同じことを聞くようになった」……そんな小さな違和感の積み重ねが、いつしか「もう限界かもしれない」という確信に変わる瞬間があるのかもしれません。

『親がどんな様子になったら、施設を考えたほうがいいのでしょうか?』

投稿者さんは親を介護施設に入れることを考えてはいるものの、そのタイミングに悩んでいるようです。たしかにこれはなかなかに悩ましい問題でしょう。ママたちは一体どのように判断しているのでしょうか?

排泄のお世話は大変。トイレが最大の分岐点

「親を介護施設に入れる」という決断を下す際、多くの家族が直面する具体的で切実な基準が「排泄」ではないでしょうか。食卓を囲んで会話を楽しむ日常の延長線上に、突然「排泄の失敗」という問題が入り込んでくると……さすがに考えざるを得ないかもしれませんね。最初は「たまたま体調が悪かっただけ」と言い聞かせていても、それが日常になったとき、家族の精神的な消耗は一気に加速するでしょう。ママたちの間でも、介護の専門家や経験者からトイレの重要性が語られています。

『だいたいの目安はトイレに1人で行けるかどうかかな。食事や風呂は同居か近居なら、外部サービスを使って対応できる』

『親が自分より体重が重いなら、自分でトイレに行けなくなったり、オムツになりそうだったら早急に施設。素人がオムツ交換なんてやったら、すぐに腰をやるから絶対にやめたほうがいい』

『主治医からは「失禁が始まったらもう無理だよ」って言われてる』

『うちはオムツを外して家のなかが大変なことになった。汚れたものを冷蔵庫に隠すようになり、部屋中が悪臭で……もう頭がおかしくなるくらいでした』

身体的な負担はもちろんですが、それ以上に深刻なのが「親の排泄物を処理する」という行為が、精神面をもじわじわと削っていくことでしょう。親の排泄物を見て「汚い」と思ってしまう自分に自己嫌悪を抱きつつ、つい声を荒らげてしまう。そんな悪循環に陥る前に、プロの力を借りることは決して薄情なことではありません。プロは適切な設備と技術で、親の尊厳を守りながらケアをしてくれるはずです。

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火事や徘徊のリスク。命を守るための決断

体は元気でも、たとえば認知症の場合、一瞬の隙が取り返しのつかない事態を招くような症状が出てくることも。そうなると24時間の見守りは、家族の手に負える範囲を容易に超えてしまいます。

『叔父は認知症で徘徊して、半日ほど行方不明になったことがあって施設に入れることを決めた』

『父が亡くなり、認知症の母は1週間ほど何も食べずに父の遺体と暮らしていたらしい。ヤカンの空焚きもするし、もう1人では置いておけない』

『ヤカンを火にかけているのを忘れたり、日常的に幻聴幻覚があり、とても1人暮らしは無理でした。施設に入ってからは医師常駐のもと、常に人の目がある環境で安心して穏やかに過ごしています』

『認知症で問題行動(暴言、暴力、徘徊、強い被害者意識など)が出たら、近所迷惑になるし、警察のお世話にもなったりする。施設で楽しく過ごせたほうが本人も家族も安心』

火の不始末や徘徊は、親本人の命だけでなく、家族はもちろん近隣住民をも巻き込むリスクを孕んでいます。寝ている間も、仕事中も、常に「今、火事になっていないか?」「どこかへ出て行っていないか?」と不安に苛まれる生活は、家族を精神的な崖っぷちに追い込むでしょう。介護施設に預けることをネガティブに思うのではなく、「安全が保証された場所で過ごせる」と捉えなおすことが決断への第一歩となりそうです。

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いざとなってからでは遅い?今からできる準備は

介護施設入所を決意しても、今日探して明日入れるわけではありません。ママたちが後悔しているのは、「もっと早く動いておけばよかった」という準備不足でした。

『しんどい、介護施設に入れたいと思ってから探しても遅い。認知症の親のせいで家族崩壊もしたくない』

『認知症の気配が出てきたら、すぐに施設併設のデイに通わせる。家族では手に負えなくなったとき、そこの介護施設が受け入れを検討してくれたり、親身に相談に乗ってくれたりする』

『考え始めるのは、些細なことでも違和感を感じたときがいい。こちらにも家庭がある。片手間で考えても手遅れにならないようにしたい』

ママたちによると、介護施設はすぐに入所できるものではなく、施設によっては待機者も多いとのこと。ママたちから推奨されているのは、まだ在宅で頑張れるうちからデイサービスやショートステイを利用し、施設側と顔なじみになっておくこと。そうすることで急な悪化や骨折などの緊急時に、スムーズに相談できる窓口を確保できると話してくれました。
またお金の問題も避けては通れません。親の年金で賄えるのか、不足分は誰がどう負担するのか。親が認知症の診断を受ける前に預金や財産の管理について話し合っておくことも、現実的な介護の備えといえます。

壮絶な在宅介護で親を憎んでしまうほど追い詰められるよりも、生活のケアをプロに任せ、自分は子どもという立場に戻って穏やかに手を握りに行く。そうすることでより豊かな親子の時間を過ごせることもあります。
介護施設入所のタイミングに「正解」はありません。しかしママたちが強調したのは「家族が共倒れになってはいけない」ということでした。子どもが笑顔を失い、自分の生活や家族との時間を犠牲にしてまで尽くすことが、はたして親の望みでしょうか。
「トイレが1人でできなくなった」「安全が守れなくなった」。そのサインを、お互いが新しい生活へ踏み出すためのバトンだと思って、前向きに受け止めてみることが大切なのかもしれません。プロへのバトンタッチは親を捨てることではなく、親を最後まで大切に想うための尊い決断といえるでしょう。

文・motte 編集・いけがみもえ イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
親がどのレベルになったら施設を考えた方がいい?