<専業主婦、リコンを拒否!>一方的に父を責める母「私を見捨てるの?」円満解決なるか【後編まんが】
前回からの続き。私はマユミ。現在、父(マコト)と母(ケイコ)の離婚で悩んでいます。父と母は別居して10年以上経ちますが、母は専業主婦にこだわり、離婚に応じようとしません。しかし1年ほど前から、父には大切な人ができて、ついには離婚調停を母に申し立てました。離婚はほぼ避けられない状況になり、母は私に同居を持ちかけてきました。ただ、私にだって夫や子どもたちとの生活があります。同居の件を父に相談すると、過去のトラブルから働くことに恐怖心をもっている母の姿を知ることとなりました。母にもいろいろな事情はあるでしょう。けれど、父の代わりに母の依存相手になるのは私には無理です。私は父と対策を練りました。
離婚調停に入る前に、あらためて私は父と母の話し合いの場を設けることにしたのです。
母は「なんでこの人の話を聞かなきゃいけないの。勝手に出ていって離婚だなんて!」と、声を荒げました。私はあまりに母の一方的な考えに「お母さん、そうじゃないでしょ!!!」と言い返しました。私の大きな声に、父と母は驚いた顔をしていました。
私は母に「つらいのは分かるけどお父さんの話聞いてあげてよ」となだめるように言いました。
父は「ケイコさん、君がマユミを産んでくれて立派に育ててくれたことには感謝している。だけどマユミが巣立ってからは夫婦と言えただろうか」と、冷静に母に問いかけました。母は思い当たるところがあるようで、父から目を逸らしました。
その後、父と母の離婚は成立しました。母が言っていたように決して大きな額ではありませんが、財産分与や年金に関する取り決めなどもきちんと行ったようです。
離婚後、母は習い事をぐっと減らしました。社宅を出て、私の家の近くに家を借り、お友だちと一緒に近所のスーパーでパートを始めました。そして意外だったのは……、ハンドメイドマーケットで作家デビューし、順調に受注を伸ばしたということです。今では忙しくなると、私も駆り出されています。
父は例の女性と一緒に暮らし始めたようです。以前は笑顔のないふたりでしたが、今はお互い笑顔で暮らしていると思います。父と母の離婚は、私自身も夫婦の形について考える機会となりました。私も夫に依存することなく、相手を思いやる気持ちを持ちながら、日々暮らしていきたいと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・今淵凛 作画・高橋ビッキー 編集・横内みか