<時代遅れ>義実家との連絡係は嫁の務め?「そういうもの」=古い価値観から脱却したい!
かつての「当たり前」が現代とはズレていることは、多々あるものです。しかし「かつて」を過ごしてきた人にとっては、いまだにその「当たり前」から脱却できない場合も。ママスタコニュニティに寄せられたのは、そんな時代の変化を考えさせられる投稿でした。
ひとり1台が携帯を持つ時代。いまだ連絡先は息子ではなく、嫁?
『義実家(義家族)との連絡は、誰がしていますか? 夫の家族とのやり取りは夫がすればいいと思いますが、どうして私がしなくちゃいけないんだろう。ああ、面倒くさい』
投稿者さんは「かつて」に思いを馳せました。
『嫁が専業主婦でいるのが当たり前だった時代は、嫁が対応することが多かったんだろうな。昔は固定電話しかなかったし。でも今はひとり1台電話を持っている時代なのに』
家の固定電話にかかってくる着信に対応するのは、妻。専業主婦は家を守るものというイメージか、かつては家にまつわる一切を妻が当たり前のように請け負っていたのかもしれません。とはいえ現代は、誰もが携帯電話を持つ時代。用事があるときは直接その相手に連絡するのが一般的です。わざわざ別な人に連絡するのは、回りくどい以外の何物でもありません。
しかし、投稿者さんの家ではそうではないようです。「うちのダンナは義両親に倣って、『そういうのは嫁がするもの』と思い込んでいそう。面倒だから私に押し付けているだけかもしれないけど」と、こぼしました。
義両親が「かつて」の価値観で止まっているのはある程度仕方がないかもしれませんが、今を生きているはずのダンナさんもアップデートする気がないようです。
「嫁の務め」は過去のもの。今や実子の対応が当たり前
夫の親とのやり取りは、誰がしているのか? この投稿に寄せられたコメントの回答で圧倒的に多かったのは「夫」。「妻」という声は、わずか1コメントでした。
『LINEは繋がっているからたまに連絡はあるけど、基本的には夫。親子だし』
『ダンナ。私に連絡が来るのは、非常時だけ』
義家族の連絡先さえ知らない人も少なくありません。「それぞれの家の対応は、それぞれがやる。結婚したときにルールを決めた」という人もいました。「不仲じゃないけど、気を遣うから」といった声もあります。
ダンナさんのほうはアップデートを済ませている場合が大半のようですが、義家族のなかには投稿者さんのところのように「連絡対応は嫁がするもの」と考えているケースも……。
『最初は私に連絡してきていたけど、毎回「ダンナに聞いておきまーす」と言ってたら、ダンナに連絡するようになった』
何を聞かれても伝えられても「私ではわかりません」を続けることで、この方法がいかに非効率であるかに気づいてもらえるようです。最初は面倒かもしれませんが、その先を考えればこれが一番角が立たないやり方ではないでしょうか。
とはいえ、これだけで気づいてくれる義家族はまだマシなようで?
『結婚したての頃、「娘ができた!」とフィーバーした義母から私への連絡がすごかった。あまりにひどかったのでストレスでおかしくなり、ダンナにブチギレ。今はもうまったく義実家と連絡を取っていない』
トラブルがあったことでダンナさんが窓口になったというコメントは、複数ありました。連絡の頻度が多すぎたり過干渉だったり、「会いに来いという圧がすごすぎて」「耳が遠くなった義家族との会話がストレスになり」などのコメントも……。自分の実家であればそれも「仕方ない」と割り切れますが、そうでなければ「なぜ私が対応しなくてはいけないの?」とストレスが溜まって当然です。
過去から続く「そういうもの」に流されない。今一度考え直そう!
義家族はなぜ連絡を息子ではなく、嫁にするのか? 「そういうもの」という古い価値観もあるのでしょうが、いくら連絡しても対応しない息子にも問題があるようです。
『うちのダンナは義母からの電話を無視するから、私に来るときがある。嫌だよね』
『基本はダンナだけど、自ら進んで連絡はしないね。私が促すと、いつも面倒そうに返事する』
着信履歴が残っていても、折り返さない。LINEは既読スルー。「しびれを切らした義母が、私に連絡してくる」といった声もあるように、連絡の取りにくい息子の代役として、嫁に連絡する場合があるようです。緊急時であればもちろんやむを得ませんが、ほとんどはその類ではなさそうです。
長年連絡役を押し付けられていたという方からは、こんなコメントが届きました。一度揉めて以来、義実家との対応を一切拒否しているそうです。
『義母から「会いに来い」という圧を頻繁にかけられている、ダンナ。でも、それに全然気づいていないみたい。これまでならしつこい圧力に私がキレていたけど、もう関係ないものね。楽になってよかった』
息子の顔を見たくてたまらない義母さんに対し、それを深い意味のない常套句程度にしか受け止めていない息子、といったところでしょうか。以前はこの方が義母さんの気持ちを汲み、橋渡ししていたようです。この方のように一度トラブルがあれば拒否する理由ができますが、投稿者さんの場合はまだ揉めごとがないのかもしれません。とはいえ、それをかなり面倒に感じているのは事実です。
「そういうのは嫁がするもの」と考えている夫は、この投稿を見る限り今では皆無に近い存在です。そもそも「そういうもの」とは、どんなものでしょう? 仮にそれが大多数の人に共通する価値観であったとしたら、現代にはまったく当てはまらないことになります。ダンナさんには考え方を、ぜひアップデートしてもらいましょう。
まずは「私ではわからないので、夫に聞いておきます」を連発することから始めてみてはいかがですか? このままでは義両親の介護まで「嫁がするもの」で、押し付けられてしまうかもしれません。早めの対策をおすすめします。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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