2021/10/14

＜子育てを振り返って＞【前編】子どもが幼い頃は大変なりに幸せだった……切なくなるママたち

070_子ども_めい

子どもができたばかりの頃というのは、毎日がとても大変。今まで生きてきた人生とはまったく違い、子ども主体の生活が始まることになります。好きな時間に寝ることもできなければ、ゆっくりお風呂やトイレにも入れない。大きくなると今度は怪我や事故の心配、そして日々の教育。子育ての不安は尽きないようにも感じられます。

しかしいざわが子が親の手から離れて旅立つとなると、「あの頃気付けなかった幸せ」が実感できるものなのかもしれません……。

『今思うと……子どもたちが小さいときは大変だったけれど、すごく幸せだった気がする。どこに行くのも絶対ついてきてくれるし、小さな遊びでさえ喜んでくれるよね。その頃は「一人の時間が欲しい。買い物に行ってもゆっくり見ることができない」なんて思っていたけれど、小さいお子さんがいる家族を見ていると、みんな幸せそうだもん。子どもが大きくなると、みんなで出かけることもなかなかないし、寂しいなー』

一人でゆっくりしたかったはずの買い物が、やっとできるようになったというのにつまらない。家族連れを見ると、寂しくなる。「子どものために」と忙しいなか時間をつくっていた週末も、一人だと味気ない……。みなさんはそんな経験がありますか？

すごくわかる！共感の声殺到

相談者さんのつぶやきに、ママスタコミュニティでは多くのママさんが共感のコメントをくれました。

『わかる……。あんなに一緒に川やら連れて行ったりした、あんなに一緒に買い物についてきて「ママ、ママ」って言っていたのに。あれから12年、今じゃあ友達優先。あー寂し』

『うち大学生で2人とも家を出ているから寂しいよ。小さいお子さんがいる家族を見ると羨ましいし、お子さんに怒っているお母さん見ると胸が痛くなる』

『もう手を繋ぐことなんてなくなった。小さくても暖かい手から安心をもらっていたのは私のほうかもしれないな』

『寂しいからわが子たちが小さい頃の写真をスマホの待ち受け画面にして、それを見て癒される毎日です……』

ご紹介したのはほんの一部ですが、ママたちからは他にもいろいろなエピソードとともに、「その気持ちわかるよ」とのコメントが来ていました。小さいお子さんがいる家族を見ると頭によぎる思い出は、家族の数だけさまざまなものがあるのですね。

「ママ見て」「ママ、ママ！」、当時は親を呼ぶ言葉さえ聞き慣れすぎて、優しくなれない日もあったのかもしれません……。けれども子どもは大きくなるにつれて、「ねぇ、ママ」と呼ぶことも、手を繋ぐことも、当たり前のことではなくなっていくのですね。

ゆえにママたちの後悔も多く……

だからこそ、「自分の過去の子育てを振り返り後悔している」という声も少なくありませんでした。

『うん。わかる。すごく。そして反省する日々。なんであんなに怒っていたのか、なんでいつも「ごめんなさいは！？」って謝らせていたのか。子どもは子どもで小さいけれど、考えてやっているのに。そこは認めず、自分ばかりが追い詰められているような気がして、すぐ怒ったりしていたな。それも子どものためじゃなくまわりの目を気にして……。戻れるなら、「大丈夫、私。焦んな、普通にいい子に育つよ、余裕を持って」って自分に言ってあげたい』