2021/02/08

【前編】旦那のスマホに“あやしい”検索履歴が……！ヤキモチを焼く妻に非難が集まったそのわけは！？

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みなさんは旦那さんの携帯を覗いたことがありますか？　たとえパートナーであったとしても、許可なく相手のプライバシーに踏み込むのはよくないことです。今回の相談者さんは旦那さんの携帯を覗いたことで、“よからぬもの”を見つけてしまったようです。

『旦那のスマホを見てはダメと思っていたのですが、なんとなく不安で旦那が寝ている隙に見てしまいました。LINEなどは特に怪しい様子もなく安心したのですが、文字の変換の所に、「エロい◯◯」などの卑猥な変換、あとはセクシーなダンサーの名前や有名人の名前があり、とても嫌でした。見た瞬間に動悸もして、手も震えました。

私的には、アダルトビデオを見ることも嫌だし、1人では絶対して欲しくないとさんざん伝えています。それなのに検索していたことがショックでした。旦那にスマホを見たことは言わず、「最近変な検索してない？」など聞いたのですが、「してない」の一点張り。

もう少し私が精神的に大人になれればいいのですが、どうしても嫉妬やヤキモチをやいてしまいます。そんな自分にも疲れてしまいました。どうしたら精神的にどーんと構えられる女性になれるのか教えて欲しいです』

「他の女に欲情してほしくない！」「1人でしないでほしい！」、そう伝えていたにもかかわらずあやしい検索をしていた旦那さん。スマホをこっそり覗いたことから発覚したそうです。「どうしたらヤキモチを焼かない女性になれるのか？」と悩む相談者さんに、ママスタコミュニティではさまざまなアドバイスが寄せられました。

アダルトサイトを見る旦那と、それを監視し束縛する妻……どちらが悪い？

相談者さんに寄せられたものの多くは旦那さん擁護の声。ママスタコミュニティに集まったママさんからは、「旦那さんが約束を破ったこと」よりも、「旦那さんの性欲を束縛する相談者さん」に批判的な声があがりました。

『アダルトビデオを見たりセクシーな物を見ることは健全だと思う。それより、相談者さんのやっていることはプライバシーの侵害だし、気色悪いし、健全とはとても言えないよね』

『そこまでいくともうモラハラとかDVする人の感覚に近くなっていると思うよ……。所有物扱いで旦那の人格は丸無視じゃん』

『私の携帯の検索履歴を見られたら、内容的に死にたくなる。相談者の検索履歴はオールクリアなの？　いくらなんでも検索履歴はやりすぎじゃない？』

『重い……重過ぎるし怖い。大好きだったら何しても許されるの？　好きは免罪符じゃないよ。問い詰めるところも怖い。否定するに決まっている。自分の気持ちだけが大事で相手を一人の人間として尊重していない』

相談者さんから“旦那さんのことが大好きな気持ち”は十分に伝わってきます。しかし「大好きだから」という理由だけで、自分の考えを旦那さんに押し付けてもいいのでしょうか？　大好きだったら、旦那さんのプライバシーを侵害することも許されるのでしょうか？　相談者さんは真剣に悩んでいるようですが、今回の相談からは「旦那が約束を守ってくれなくてつらい」という気持ちの方が強く伝わっています。それが自分本位な考え方にみえたことから、多くのママさんから批判を受けることになってしまったのかもしれませんね。

性欲を束縛するのはなかなか難しい

そもそも性欲を抑えるのは、なかなか難しいことですよね。

『眠くて仕方がないときに絶対に寝るなと言っているようなもんだからね』

『ごめん。アダルトビデオ見たり1人でするのが許せないって人の心境が分からない。性欲って本能の1つだからそこに目くじら立てるのは違うと思う。性癖だっていろいろな人がいるしね。なんで性的なものを悪いものって考えるんだろう』

『昔は私も嫌だと思っていたんだけれども、女の人が芸能人とかをテレビで見て、好きとか関係なく単純にかっこいいって思うくらい簡単な感覚で、男の人が「アダルトビデオを見よう」って思うのは感覚でいうと一緒なんだって！　それを聞いてからあまり気にならなくなったよ』

性欲は三大欲のひとつともいわれているほど。食欲だって睡眠欲だって制限されるのはつらいことですよね。相談者さん以外の誰かと性欲を発散するというのであれば、また話は違うのかもしれません。しかし相談者さんの場合はセックスレスでもないうえに、浮気をしている様子もありませんでした。それならばそこまで口出しをしなくてもいいのではないでしょうか。

相手を思いやってするセックスは、愛情も時間も必要です。自分の体力や相談者さんを気遣うあまり「今日は疲れていてできない」と感じる日もあれば、「パッと欲求だけ発散させたい」と思うときだってあるでしょう。「愛していることと1人でするのはまた違う」と考える人が多いということ、旦那さんも同じように思っている可能性があること、これを受け入れるのはきっと大事なことなのかもしれませんよ。

後編へ続く。

文・物江窓香　編集・古川純奈　イラスト・ごぼふく