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神戸市の母子健康手帳が子ども服ブランド「ファミリア」のデザインへ

妊娠したら市区町村から交付される、母子健康手帳。そのデザインは昔ながらのイラストや、人気キャラクターが描かれたデザインなど、市区町村によって違います。

兵庫県神戸市は2017年10月2日から新しい母子健康手帳の交付を開始しました。それがあの、子ども服ブランド「ファミリア」がデザインしたものなのです!

「日本一かわいい」を目指して作られたという神戸市の母子健康手帳、どのように仕上がっているのでしょうか?

ママにはおなじみのファミリア仕様! 神戸市の母子健康手帳、どんなデザイン?

神戸に本社を置く通販会社・株式会社フェリシモが神戸市の「母子健康手帳」をプロデュース。

表紙デザインやページイラストを担当したのは、 神戸の老舗子ども服ブランド「ファミリア」です。

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表紙に描かれているのはクマの親子、そして神戸ポートタワーや風見鶏の館など神戸を代表する建物。港町神戸らしさがあり、それでいてファミリアの服やバッグが持つ上品さが表れたかのようなデザインですね。

中身も充実。子どもへの愛情あふれるプレゼント

この母子健康手帳はただかわいいだけではなく、この手帳が子どもへの愛情あふれるプレゼントとなるような工夫があります。

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「生まれたときのエピソード」「親から子どもへのLOVE LETTER」のページなどをはじめ、 誕生日などの成長の節目に、 子どもへのその時の気持ちを伝えられるページや……

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こんな細かなところにもファミリアのイラストがさりげなく配置されています。

中面は全ページフルカラー印刷、紙は経年劣化しにくい素材が選ばれていて、記録しやすさ、記録の残りやすさにも配慮されています。

母子健康手帳作成にあたって、フェリシモではママ社員が神戸市のママ職員と座談会を実施。記入したくなる内面デザインや、予防接種の記録の増ページなど、子育て中のママさんならではの声を多数反映しているそうです。

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たとえば今回新しく作られた「フッ化物塗布日の記録」のページ。定期的に行う必要のある事項が記録できるようになっていると後々便利です。まさにママのために、ママによって作られた手帳なのですね。

デザインも中身も充実した母子健康手帳なら、妊婦さんが手にした瞬間の喜びはひとしお。そしてやがて成長した子どもが巣立つとき、自身の成長の記録が大切に刻まれてきたこんな母子健康手帳を渡されたら、きっと生涯大切にする宝物となるのではないでしょうか。

この母子健康手帳は神戸市が交付するもので、残念ながらほかの市区町村向けに販売は行われていません。ほかの市区町村でも、こんな粋な取り組みがなされるといいですね。

文・しらたまよ

※2017年10月2日以前に交付された物との交換はできません。

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