＜義両親亡き今＞義弟が私たちと「同居したい」と言い出した。家事丸投げに決まっているから絶対イヤ！

義実家のことで頭を悩ませるママは少なくないのではないでしょうか。義両親との人間関係だけでなく、義両親が亡くなった後の相続や家の売却などでも、さまざまなトラブルが起きる場合もありますね。先日ママスタコミュニティには「義両親の死後、義弟より同居希望」というタイトルのこんな投稿がありました。投稿者さんの義実家は義両親と義弟の3人暮らしでしたが、今年2月に義母を、6月に義父が相次いで亡くしました。その後は義弟が1人で義実家に住んでいたのですが……。

『先日、旦那が仏壇に手を合わせに義実家に行ったところ、義弟から「娘たちが学生でなくなったら、兄ちゃん（旦那）と姉ちゃん（私）と3人で暮らしたい」と言われ、旦那は即座に断ったそうです。義弟は50歳の独身です。義実家の建物の登記名義が旦那なので、このまま住み続けるのか、それとも家を出るのかの意思を確認し、住み続けるなら義弟名義にするつもりでした。旦那は、「うちの嫁のことは嫌いでしょ？　お前がそう思っているなら嫁も同じように思っている。揉めるから一緒には住めない、ほどよい距離感があるだろう」と義弟に言ってきたのこと。義弟は何を思ってこんなことを言い出したのでしょうか』

投稿者さんに苦手意識を持っているはずなのに、自分がひとり暮らしになって寂しいからか、一緒に住みたいと言い出している義弟さん。旦那さんはきっぱりと断ったとのことですが、投稿者さんは厄介な義弟にモヤモヤを募らせています。

義姉を家政婦扱いするつもりだよ！旦那さんは断って正解

『義弟は家事をあなたに丸投げするつもりだよ。今まで全てを義母にしてもらっていただろうから、家事はできない。家事代行に頼む、食事も外食なり弁当では金額がかさんでもたない。だから変な依頼をしてきたんだと思うよ。とにかく断れたならよしとするしかないかな』

『同居希望というより寄生希望なんだろうね。情けを見せたら終わりなタイプ。旦那が一蹴できるタイプでよかったね』

投稿者さんの娘さんたちの年齢はわかりませんが、おそらく学生でなくなるのは数年後に迫っているのではないでしょうか。そのため義弟さんの中には「できれば今すぐ一緒に住みたいけれど、姪っ子たちが家を出るのを待ってすぐ一緒に住む」という思いがあるのかもしれません。義母を亡くしたことで身の回りの世話や家事をしてくれる人がいなくなり、義父が亡くなったことで精神的な拠り所がなくなったため、孤独や煩わしさを感じていることが透けて見えます。そのためママたちからは「一緒に住んだらあなたを家政婦扱いするから絶対に一緒に住まないほうがいい」といったコメントが寄せられていました。

「嫁のこと嫌いでしょ？」は余計な一言？

『即座に断ったのは「いい旦那さん」と思ったけれど、奥さんの話を出すなんて旦那さんは余計なことを言ったなと思った』

『この場合は正解だよ。「嫁ちゃんはどう思うかわからないもん」と食い下がられたり、直に言われたりしたら迷惑だから「妻も無理」と付け加えておくのはいいと思う』

一方でママたちが気になったのは、旦那さんが義弟が投稿者さんのことを嫌っていること、そして投稿者さんもそう思っているために、一緒に住むとトラブルが起きると、投稿者さんを理由に同居を断った点です。まるで投稿者さんが悪者のような言い方に感じていたママもいて、「妻の話は余計では？」という意見もありました。しかし断る理由に投稿者さんの存在を挙げたことは、義弟さんを諦めさせる1つの作戦ではないでしょうか。
旦那さんだけの気持ちで断ったと思われたら「奥さんはいいと思っているかもしれない」と義弟さんに期待を持たせてしまう可能性も。連絡先を知っていれば投稿者さんに直接コンタクトを取ってきたり家に押しかけてきたりするかもしれませんよね。そうした場合を想定し、家族を守るために旦那さんがあえて投稿者さんの名前を出してきたのは、悪いこととはいえないのでしょう。

娘さんたちに近寄ってくる可能性も！夫婦で方向性をすり合わせて

『「家政婦＆介護要員ゲットだぜ」ということかな？　即座に断って正解。「兄夫婦がダメなら娘たちがなんとかしてくれるだろう」と思っていそうだから、お子さんたちにも近寄らせないほうがいいよ』

『兄の嫁だろうが嫁は嫁だから、俺の面倒を見るのは当たり前みたいな感覚があるんだろうね。旦那さんが先に亡くなったとしても、投稿者さん家族にまとわりついてきそう。旦那さんがしっかりしてる間に、投稿者さんと子どもは疎遠になっていたほうがいいと思う』

義弟さんは独身ということで、今の家事だけでなく、自分の将来のお世話や介護についても投稿者さん夫婦に頼りたいと考えているのかもしれません。今回、旦那さんがきっぱりと断ったことで事なきを得ましたが、自分のお兄さんだけでなく義姉である投稿者さんに頼ってきているということは、親類であれば誰もいいと考えている可能性も否定できないでしょう。いずれは投稿者さんの娘さんたちにも近寄ってくるかもしれませんから、そうならないように対策を取っておくことも必要かもしれません。
まずは旦那さんと投稿者さんで、義弟さんと同居はしない方向性を確認した上で、娘さんたちが言い寄られないようにどう守っていくのか。また義弟さんが住み続ける義実家の名義をどうするのかなど、これを機にいろいろと整理するのもよいのかもしれませんね。

文・AKI　編集・こもも　イラスト・Ponko