＜仕事探しの悩み＞接客のある事務職とスーパーの品出し、時給が同じならどっちで働く？

仕事探しをする上で譲れない条件は人それぞれ。給料、通勤時間、仕事内容などを比較検討して、自分が働きやすい職場を見つけたいですよね。先日ママスタコミュニティには「接客のある事務か、品出しか」というタイトルで、こんな投稿が寄せられていました。

『どちらの仕事を選びますか。事務は時給1,140円。お客さんが来るショールーム、接客もあり。電車に乗り、会社まで30分。スーパーの品出しも時給1,140円だけど、日曜日は150円上がる。自転車で10分。今は扶養内で事務で働いています。前職も今も、給料計算の事務をしています』

ママたちにアンケートを取ったところ、「接客もある事務」よりも、「スーパー品出し」の票数がわずかに上回る結果に。ほぼ半々で意見が分かれていた今回の投稿、ママたちがそれぞれを選んだ理由を見ていきましょう。

事務職の経験があるなら、なおさら事務職のほうがいいのでは？

『仕事のなかで一番楽なのが事務員だと思っている』

『事務職を続けるほうがいいと思うよ。品出しを何年やってもキャリアにはならないし』

まずは事務職を推していたママたちの意見を見ていきます。事務職と言っても業務内容は職場によって異なりますが、一般的には体力的な負担が少なく、業務量もそこまで多くないのではないでしょうか。そのため「事務職は楽」とのイメージを持つママは、投稿者さんに事務職をおすすめしていました。投稿者さんは前職から続いて経理事務をしているとのことですから、転職先でも経験者としてスムーズに仕事ができるかもしれませんね。また今後も事務職としてキャリアを積んでいけば、今後別のところに転職したいと思ったときも、キャリアアップできるかもしれません。

品出しなら黙々と1人で作業できるし、満員電車に乗らなくて済む！

『品出しは重いし暑いしだけど、接客よりは断然マシ。まあ品出しも営業中ならお客さんに質問されることもあるし、接客ゼロとは言えないけど。これは人によるんじゃないかな』

『時間帯によっては満員電車30分だよね。それが嫌だ。自転車10分がいい』

『往復の時間がもったいない。事務が退屈なのでそもそも選ばない。身体を動かしているほうが楽だし、時間も早く経つ。日曜日も出勤してガンガン稼ぐ』

『家から近くて、人と話さず黙々とできるのがいい』

スーパーでの品出しを選んだママの意見を見てみると、「事務職における接客」がネックだった様子です。接客は大なり小なりストレスを抱えやすいですから、接客が苦にならないのであれば事務職、接客が嫌なのであればスーパーの品出し、という選び方もいいかもしれません。

また事務職の場合は電車に乗る必要があり、さらには通勤時間も長いですが、スーパーなら電車に乗らずに自転車ですぐの距離にあるそうです。この通勤時間や電車通勤のことを考えると、スーパーの品出しのほうが魅力的に映るという人もいました。スーパーの品出しもお客さんから質問をされるなど、何かしらの接客はあるかもしれませんが、基本的には黙々と自分のやるべき作業をこなしていく仕事でしょう。物を運んだり詰めたりと、「人と話さずに作業に集中できる」ことも大きなメリットかもしれません。ただ荷物を運ぶ作業など、どこまで体力的な負担がかかるのかは事前に確認したいところですね。

パートに何を求めるかで、選ぶ基準は変わる

『接客と知識を頭に叩き込むのを苦痛と思わないなら事務。まあ通勤に電車で30分がネックだけど、品出しは私なら飽きるから選ばないかな』

『私は力仕事が無理だし、別に接客が苦手でもないので事務がいい。電車に乗って30分は乗車時間が30分？　それとも家から会社までが30分？　前者ならもう少し近場を探すかな』

『私なら断然品出し。往復一時間が勿体なさすぎるから。時間に余裕のある状況なら事務にするけど』

投稿者さんがパートで何を重視するかによりますが、ママからの意見を見てみると、判断基準として「事務職の働きやすさ」「通勤時間」がポイントとなっているようでした。スーパーでの品出しを「単調でつまらない仕事」と捉えるか、「1人で黙々と作業ができる」と捉えるかは人それぞれ。事務職もどのくらいの忙しさなのか、どのくらい知識やスキルを覚えないといけないのかによっては、大変な仕事になるかもしれません。

また通勤時間についても、電車に揺られる往復1時間をもったいないと感じるか、仕事とは言え少し遠いところに外出できるからリフレッシュと思うかにもよりますよね。さらには自転車で10分の距離のスーパーについても「結局往復20分なら、私ならもっと近い職場を探す」「雨や雪の日の交通手段がなければ厳しいかも」という意見もありました。投稿者さんはママたちからの意見を参考にしながら、自分が「パートに何を求めていて、どんな働き方がしたいのか」を明確にすると、おのずと答えは出るのではないでしょうか。

文・AKI　編集・有村実歩　イラスト・Ponko