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<きょうだい差別>家の壁紙をわが子と同じ名前の商品にしたい。でも妹から止められました…なぜ?

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家を建てるというのは、人生においても大きなイベントのひとつでしょう。そのなかでわが子のための特別な空間を想像するのは、親にとっては至福の時間かもしれませんね。なかでも子どもの名前やイニシャルを入れたものを選ぶというのは、愛情のこもった素敵なアイデアです。しかしそんな幸せな計画に、思わぬところから水を差されることもあるようですよ。

『新しく建てる家の内装を考えています。今お腹にいる赤ちゃんの名前と同じ名称の壁紙を見つけて、その壁紙を家のどこかに使いたいと思っています』

現在妊娠中の投稿者さん。赤ちゃんの名前はもう考えている状態で、今は新築の家の内装を考えているところです。そんなときに偶然わが子と同じ名前の壁紙を見つけて、ぜひ使おうと考えたのだそう。ところがこのアイデアに「待った」をかけたのは妹さんでした。

「下の子が生まれたときに、自分の名前の壁紙がないと知ったら可哀想。自分だったら親を恨む」と言われて、投稿者さんはキョトン。戸惑っていると、妹さんからは「長女の立場の人間には分からないか……」とひと言。妹さんが言いたいのは「上の子と下の子でまるっきり同じものを揃えてあげてほしい、できないならやらないほうがいい」ということだと投稿者さんは理解したものの、納得はしていない様子です。2人目の子のことを気にするよりも、今お腹に確実に生きている子の記念になることをしたいと投稿者さんは考えているのですね。

妹さんの気持ちが分かる。きょうだい間の格差ってあるよね

ママたちからは「妹さんが言わんとしていることがよく分かる」との声があがりました。

『私は妹の立場で、姉ばかり思い入れのある名前だったり、私の持ち物はすべてお下がりだったり……適当で悲しかった。だから妹さんの意見も少し分かる。できるだけ平等に育ててあげるのがいいとは思うんだよね』

『妹さんの気持ち、ものすごく分かる。私はお下がりが多かったり、写真の量が違ったり、いろんな面で姉との差を感じたよ。下の子どもができたときには別のものを用意するようだけど、壁紙と同等のものを用意できる?』

きょうだい間で「ひいき」を感じた経験がある人たちからは、妹さんに同調するコメントが寄せられました。親からの愛情表現や、かけられる手間、費やされる時間などに違いがあったと感じる経験が、深い寂しさや不公平感として残ることがあるのかもしれません。たとえ親に悪意がまったくなくても、子どもはちょっとした違いを敏感に感じ取り、大人になってからも心にモヤモヤを抱え続けてしまうケースもあるのでしょう。

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妹でも大人になれば他人。気にしなくていいよ

一方で「妹さんの意見はそこまで気にする必要はない」という意見も聞こえてきました。

『そんなのわが家のことなんだから、他人に言われたことなんて気にしなくていい。相手が妹でもだよ』

『2人目、3人目ができたとき、壁紙じゃなくてもなにかしらアイテムは用意するつもりなんでしょ? それならなにも気にする必要ないと思うけどな』

血のつながった妹といっても、大人になれば他人のようなものだとの意見も。「きょうだいは他人の始まり」とはよく言ったものですね。投稿者さん夫婦のことに妹さんがとやかく口を出す筋合いはないと受け止める人もいたのでしょう。また投稿者さんが「上の子だけを特別扱いするわけではない」という意図があるのなら、妹さんの意見に左右される必要はなさそうです。将来への配慮があるのなら、自信をもって計画を進めるべきではないでしょうか。

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自分たちの家でしょ。自分たちで決めようよ

『投稿者さん夫婦が「子どもの名前の壁紙にしたい!」と強い意思があるなら、そうしたほうがいいんじゃない? しなかったら後悔するでしょ? 「妹に文句言われたから……」って理由でやめたらずっと心のどこかで妹さんのせいにしそうだし』

『そんなの別に、子どもにも話さなければいいんじゃない? 「この壁紙はあなたと同じ名前だったから~」って話されても、子どもも別に思い入れが生まれるわけでもないでしょ。投稿者さん夫婦が今の楽しい気持ちで、好きな壁紙を選んだらいいのよ』

もし妹さんの批判を受けて渋々ながら壁紙を諦めたら、これから先ずっと後悔するかもしれません。そのせいで妹さんとの仲がギクシャク……なんてこともありえますよね。それならば投稿者さん夫婦が気に入ったものを選ぶのがいちばんではないでしょうか。親が「楽しい、幸せ」というハッピーな気持ちで好きな壁紙を選ぶこと自体が子どもへの愛情表現となったり、後々特別な意味をもつようになったりするかもしれません。
ママたちからのコメントを受けて、投稿者さんも思うところがあったようです。

『ちょっと冷静になってきました。内装についてハウスメーカーと打ち合わせするのは少し先なので、もう少しだけ夫とも相談してみます』

改めて今の状況について考えることにした投稿者さん。感情的になることなく、客観的な視点で問題を捉えているのかもしれませんね。

下の子が感じる「ひいき」について注意喚起した妹さん。しかし壁紙についての最終的な決定権は、言わずもがなですが投稿者さん夫婦にあるはずです。2人が後悔のない選択をできるといいですね。

 

文・motte 編集・いけがみもえ イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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