<尊敬しかない!>子育てしながら教師って大変だよね?先生ママたちのこっそりエピソード
子どもにとって、もっとも身近な「大人」である小学校の先生。先生のなかには独身の方もいれば、家庭を持ち、子育てをしながら教壇に立っている方もいます。もし自分の子どもの担任が、まさに同じ「子育て世代」の先生だった場合、思わず「大変じゃないのかな?」と気になってしまいますよね。ママスタコミュニティにも、そんなママからの投稿が寄せられました。
『子持ちで、小学校の先生いますか? 小学校の先生って何時に帰れるの? 大変だよね。うちの子の担任の先生が、小3の子どもがいると聞いて、すごいなーと感心した』
子育てをしながら教職に就いている先生に、投稿者さんは同じママとして尊敬の気持ちを抱いています。たしかに、担任の先生がどんな毎日を送っているのかを知ると、より一層リスペクトの念が湧いてきますよね。
先生ママはスーパーウーマン!
『まじで尊敬だよ。先生って字、めちゃくちゃきれいだよね! 参観日とか運動会とか、ちゃんとわが子を優先できているかな??』
『この前、わが子の担任だった先生を運動会で見かけたけど疲れてたよ。38.9歳だと思うけど、子ども2人いて大変だよなぁって思った』
『想像を絶する激務だと思います』
『子どもの担任の先生で同じくらいの子を持つ先生2人に当たったことがある。どちらも豪快な良い先生だったわ』
小学校の先生は、一人の先生が主要教科すべてを受け持つことが多く、教科ごとの準備も含めて相当な負担がかかっていると感じますよね。それに加えて、自宅では母親業もこなすとなると、「先生ママにはパワフルな人が多い!」といったコメントにも納得です。
公立の小学校の教師は、地方公務員にあたります。授業の準備、成績処理、会議など、その業務は多岐にわたるでしょう。最近はICTの利活用なども求められ、日々の業務に加えて、新しい知識やスキルへのキャッチアップしなければいけませんから、さまざまな苦労がありそうですよね。
毎日何時に帰宅している?
『義姉が小学校教諭だけど、毎日19時過ぎだよ』
『旦那が小学校勤務。朝は7時半には勤務開始して、帰りは早くて19時終わり。今週は21時終わり。夏休みは8時半から17時頃勤務の公務員っぽい感じになる。成績つける時期は日付け変わるまでやっているから、パートナーや祖父母の協力がないと子育ては無理』
『うちの子の担任、保育園児と低学年の子がいた。17時半には帰ってたよ。先生の実家は飛行機の距離らしく、子どもの身体が弱いのか休みや早退が頻繁にあり、教科書が最後まで終わらない科目もあった』
「帰宅は19時頃」といった声が複数寄せられました。もう少し早く帰る先生もいるそうですが、その分、どこかで調整している可能性もありますよね。一方で、担任の先生が家庭と先生業務の両立が難しく、その影響で子どもの授業の進度に支障が出てしまっているといった声も寄せられました。しかし、こうした状況が個人の努力だけではカバーできないものであれば、それは学校全体の協力体制に課題があるといっても過言ではありません。先生一人を責めるのではなく、学校全体としての体制やサポートの在り方に目を向け、必要に応じて改善を求めていけるといいですよね。
先生ママのリアルな声
『19時を目安に帰っていました。旦那が高校教諭なので、子どもが中学生になるまでは、旦那には定時に帰ってもらっていました。家事は、隣に住む義母に丸投げでした。義母も教員だったので理解があり、本当にありがたかったです。ただ、子どもが体調を崩して寝込んでいるときに、側について看病してやれないのは本当に胸が痛みました。「お婆ちゃんじゃ埋められないものがあるから、必ず抱きしめてあげてね」って義母が言っていました』
『私は42歳で初めて子どもを産んで、今、子どもは小6と小5。ひと通り経験してからの復帰だったから、まだよかったかな。毎日休憩なしで、18時50分には走って帰っているよ。母子家庭だから少し周りに気を遣ってもらっているけれど、最高学年の担任を持っているし、部活のサポートも入っている。日曜日は一歩も外に出ないで寝てます』
こちらは、実際に先生として働いているママたちから寄せられたコメントです。先生ママたちのリアルな声には、「わが子を犠牲にしているのでは」と感じさせる切なさがにじみ出ています。参観日や運動会などの学校行事には、祖父母が代わりに参加し、先生ママは出席できないといったエピソードも。同じ小学生を育てている立場でも、担任する子どもたちを優先しなければならない現実があるようです。こうした声を聞くと、教師不足が深刻化するのも無理はないと感じさせられますね……。
先生たちは夏休みは何をしているの?
『激務でも先生は夏休みがあるでしょ?』
あるママからはこんな質問も寄せられ、「教員は子どもたちが夏休みでも通常通り仕事ですよ」と先生ママから返答が。学校が休みでも先生は仕事がありますよね。実際、先生ママからはこんなコメントが寄せられていました。
『夏休みは、管理職・学年主任・一般教員に分かれて、出張届を出して研修・研究会などに参加しています。1日に2ヶ所の研修に行くこともあり、ほぼ毎日のようになにかしらの予定がある。終わったら出張報告と研修報告書を提出。7月〜9月末までに夏季休暇を取らなきゃだけれど、児童がいる時期は取れないから休業日の間にしか休めない』
夏休みは、準備や自己研鑽のための貴重な時期。表に見えない部分で、先生たちは子どもたちのために動いている実態が見えてきました。保護者の私たちが思っている以上に、先生ママたちは日々、過酷な業務をこなしているようです。それでも、子どもたちにいつも笑顔で向き合ってくれる姿には、感謝と尊敬の気持ちしかありませんよね。先生たちの学校での奮闘に、ほんの少しでも想像力を働かせてみてください。そうすれば、先生のちょっとしたミスや対応にも、おおらかな気持ちで受け止められるのではないでしょうか。
文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・松本うち
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