2025/06/10

＜なんでも発達障害に疑問＞わが子が休日に遊ぶ友達がいない……特性なのかと悩むママに喝！

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子どもが他の子と比べて劣っているのかもしれない。お友達とうまくいっていないのではないか。ママが子どもを心配するのは愛情があるからでしょう。でも心配する気持ちが無意識のうちに、子ども自身を否定してしまっていることも珍しくないのではないでしょうか。ママスタコミュニティには休日に遊ぶお友達がいないという小学校6年生の息子さんに悩む投稿者さんから、こんな投稿がありました。

『学校ではなんとなくのグループに属しているようですが、休みに約束して遊ぶようなお友達がいません。親としてかなり心配です。LINEも特に誰とも交換してないようで、本人も友達ができないことに悩んでいるようです。原因はかなりの人見知りで、自分から声をかけたり誘ったりすることができない性格だからだと思います。そのあたりのことを本人に伝えても泣いてしまい、ただただ「できない」と言うだけ。性格なのか、発達に問題があるのか。このまま個性として見守っているだけでいいのか悩んでいます』

小学校6年生の息子さんの友達関係を心配している投稿者さん。休日に遊んだりLINEを交換したりするお友達がいないため、お子さん本人に人見知りな性格が原因ではないかと指摘したんだとか。そこでお子さんが泣いてしまったことから、性格のせいなのか発達に問題があるのかと思い悩んでいる様子です。この投稿に他のママたちから、さまざまな声が寄せられました。

土日にお友達と遊ばないのは珍しくないのでは

『うちの小5、休みの日は2ヶ月に1度くらい約束して遊ぶ程度。キッズ用の携帯電話なのでLINEもしてない。放課後はしょっちゅう友達と公園で遊んでるから、全く心配してません』

『土日は家族優先にしてる家庭や習い事の子も多いから、遊ぶほうが少ないかと』

『うちも6年の娘。休日は友達と遊ばないけどな。「土日は家族の時間！」って思ってる家庭が周りに多いし、わが家もそう。習い事を土日に入れてる子たちも多い』

『うちもそうだけどコロナ禍と同時に小学校入学だったから、友だちの家に行って遊ぶ習慣がまったくつかなかった。コロナ禍が終わると、塾が始まる年齢で遊ぶ相手もいなくなった』

投稿者さんと同じように小学校高学年のお子さんがいるママたちからは「うちの子も土日にお友達とほとんど遊ばないよ」、「LINEも交換していないみたいだよ」といったコメントが寄せられていました。小学校高学年くらいになると土日は習い事や塾で忙しくしている子もいますし、家族とのお出かけを優先するケースも多いでしょう。LINE交換に関しては、小学生でスマホを持っている子ども自体が少ないのかもしれません。またスマホを持っていても不要なトラブルを避けるために、誰彼構わずLINE交換しないようにと親から言われている可能性もあるのではないでしょうか。いずれにせよ投稿者さんの心配事は杞憂ではないかと考えるママたちも少なくないようです。

子どもに「あなたは人見知りな性格」だとレッテルを貼ってるかも

『本人は本当に、人見知りで悩んでるのかな。親の理想通りになれないことが辛い可能性はないかな。子どもに自分の問題を解決してもらおうとしてない？』

『親が「あなたは人見知りだから」ってレッテル貼り付けて、その気にさせてどうすんの？』

『友達がいないことを悩んでしまうのは、そうやってお母さんが心配して、それを本人に伝えるからだと思う。お母さんが気にしないように前向きな声かけをしたら、悩まないかもしれない』

投稿者さんは土日に遊んだりLINE交換したりするお友達がいないことを、息子さんの人見知りな性格や声をかけてお友達作りをしていないことを否定的に指摘しました。しかしこの点について他のママたちからは疑問の声が集まっています。そもそも息子さんは、学校ではそれなりに楽しく過ごせるお友達がいる様子。それにもかかわらず心配してしまうのは、投稿者さん自身が「もっとお友達とたくさん遊んで、交友関係を広げてほしい」という理想を持っているからではないでしょうか。息子さんが自分の性格に悩んでいるのではなく、投稿者さんの求める性格ではないことに悩み、指摘されたことが悲しくなって泣いた可能性も考えられます。またそもそも息子さんがその性格に悩んでいたとしたら……投稿者さんの指摘は傷口に塩を塗るような行為では？　という意見もありました。「あなたの性格はこうだから、こうすべき」と、お子さんに伝えることは愛情や心配からかもしれません。しかし行き過ぎればレッテルを貼ることとなり、子ども本人にとってマイナスになってしまうこともあるのではないでしょうか。

すぐに発達の問題に結びつける必要なし、個性として見守っていい

『親が子に無理強いするなよ。「心配」と「過保護」は別物。あなたがやるべきことは、お子さんの気持ちに寄り添うこと。お子さんが悩んでることを、わざわざ言語化して追い詰めることはする必要なし。お子さんの発達障害を疑う前に、あなた自身のデリカシーのなさを直すべき』

『なんでも発達に繋げるのもどうかと思うよ。どうにかして理由が必要なの？　子どもが学んでいくしかないんだよ』

『病名がつくと安心する親が多いからね。性格（遺伝）や育て方（私の）のせいでなく「病気だから、私は悪くないんだ」って、思いたいんだよね』

『本人がしたいことができているなら、個性として見守っていいと思うよ』

また投稿者さんは息子さんの今の状況について「発達に問題があるのではないか」と心配していますが、すぐに発達の問題に結びつけてしまわないほうがいいと思っているママもいました。発達に何かしらの問題があるかどうかは診断が出なければなんとも言えません。しかし投稿者さんは自分の理想通りの子どもに育っていないことに「発達の問題がある」と結論付けたいようにも見えるのでしょう。「自分の育て方のせいではないと思いたいだけでは？」といった意見も寄せられています。またそもそも性格はその子の個性だと親が受け止めてあげるべきで、無理やり友達作りを促すのは可哀想と考えるママも。小学校という小さなコミュニティで、土日まで遊ぶほどベッタリ仲がいい友達がいないことは別に不自然ではないのかもしれません。この先、中学校や高校で友達関係を学んでいく機会はたくさんあります。「親があれこれ言うのではなく、子ども本人が学んでいくもの」、「土日に友達と遊べないことに、本人が特に悩んでいないのなら見守ってあげるのがいい」といったアドバイスも寄せられていました。

投稿者さんは息子さんが心配だからこそ、今回のようなトピックを立てたのでしょう。しかしその心配が行き過ぎて過干渉や過保護に繋がり、息子さんの個性や可能性を潰すことになっては本末転倒ではないでしょうか。ママたちからのアドバイスを参考に息子さんの性格を受け止めつつ、過干渉や過保護にならないように、これからも見守っていってほしいですね。