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<やばくない?>「ねんきん定期便」を見たら思ったより少ない!?危機感を持った人たちの備え方

101_貯金・節約・手当て_カヲルーン
みなさんは自分がいくら公的年金をもらえるか把握しているでしょうか。将来高齢で仕事を引退すると、年金を頼りに生活しなればならない可能性も考えられます。老後になって困らないために今から貯蓄に勤しむ家庭もあるでしょう。ママスタコミュニティにもあるママからこんな投稿が寄せられました。

『今、35歳です。ねんきん定期便が来たけれど、現時点で将来もらえる年金額が月2万円。やばくない?』

投稿者さんは35歳です。「ねんきん定期便」が送られてきて、想像以上に自分が将来もらえる年金額が少なくて驚いています。この「ねんきん定期便」は年金制度への理解を深めてもらうこと等を目的に、日本年金機構が毎年誕生月に送付してくる通知。保険料納付額や年金加入期間、受け取ることができる年金見込額が記入されています。老後の生活設計の参考になりますよね。いったいママたちはどのくらいの年金をもらえる見込みでしょうか。ママスタのママたちの声を紹介します。

受け取れる年金見込額は?

『44歳だけど、わたしも2万円。生涯正社員として働いたことがないからかな。こんなの生きていけないわ』

『48歳だけど5万円だったよ。個人年金やっている』

『44歳、5万円くらい。完全にもらえる保証はないの? 個人年金でもやろうかな』

『私は5万4,000円だって。45歳。10年ちょい正社員で働いて、その後ずっと3号だから。年金なんてあてにしてないよ。「もらえたらラッキーだね!」くらいな感じ』

コメントで目立ったのは月5万円程度という声でした。投稿者さんと同様、2万円ほどしかもらえないといったママもいて、みなさん少ないと感じているようです。また危機感も持っているようで「公的年金はあてにせず、個人年金保険で備えている」といった声も寄せられました。
日本の公的年金には20歳から60歳以下のすべての国民が加入する「国民年金(基礎年金)」と、企業などに勤務している人が加入する「厚生年金」があります。老後に受け取れる年金額はそれまでの働き方や暮らし方によって変わってきます。厚生年金の場合は所得に応じて受け取る年金額も増えますが、正社員で働いた期間があまりないというママたちは思ったより少ないと感じるかもしれませんね。

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一生懸命働いたとしても……

『私は、勤続30年厚生年金加入で、今のところ月12万円だよ。30年勤めてもこんなもんだよー。これまでの自分の払い込み金額は、1,200万円。会社負担分も合わせると2,400万円。年金は、払った金額の割に給付が少ない』

かといって正社員になって「厚生年金」に入ったとしても、納める金額を考えると年金受給額はそれほどでもないという声もありました。厚生年金の場合は支払額の半分を会社が負担してくれるというメリットはあるものの、毎月の給与明細を見て引かれる金額にため息をつく人も多いのではないでしょうか。厚生年金に加入したとしても少ないと感じるママもいて「一生働かないといけない」と落胆した声も寄せられました。

『私も自分の受給額を見てため息しか出ない。あと「75歳まで遅らせた場合、最大84%増」っての見てふざけんなって思った』

こちらのママは、受給開始年齢を遅らせることで月々の年金受給額を増やすことができる仕組み、繰り下げ受給について言及していますね。受け取ったねんきん定期便には「75歳まで繰り下げると、受給額が最大84%増額される」というような記載があったそうです。
月々の受給額が少ないと感じる人は、繰り下げ受給を考えるというのもひとつの手なのでしょう。ただ、自分がいつまで生きられるかというのは誰にも分かりません。できるだけ健康な老後生活を送れるように備えつつ、自分の状況と照らし合わせて考えていくのがいいのではないでしょうか。

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公的年金が少ないなら別の手段は?

『私はiDeCoやNISAで個人年金を作るため、昨日500万円のファンドを清水の舞台でポチったよ。運用成績が順調なら、10年後60歳から月3万円の分配金が出るもの。iDeCoも満額掛けていて、今は140万円の評価益が出ている。働きながら種銭を作って投資、自分年金を育てているよ』

公的年金だけでは老後の費用をまかなえないと感じているママは、個人的に投資や貯蓄で備えているようです。そのための方法としては国民年金基金、iDeCo(個人型確定拠出年金)、NISA(少額投資非課税制度)などが挙げられていました。老後資金が心配なママはこうした仕組みも検討してみてはいかがでしょうか。
一体どのぐらいの老後資金を準備しておけばいいか想像がつかない人は、まずは老後に必要になりそうな費用を試算しましょう。必要最低限の金額や、少しゆとりのある金額などいくつかのパターンを考えるといいかもしれません。そのうえで「ねんきん定期便」での年金見込額も参考にしながら、足りない分を補う計画を立ててみるといいのではないでしょうか。

文・安藤永遠 編集・井伊テレ子 イラスト・カヲルーン

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