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<人生に口出し>適齢期の娘たちが子どもをほしがらないのはなぜ?素朴な疑問にシビアな意見が

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子どもが成人すると、子どもの結婚や出産などが関心事になるもの。「いつかは孫の顔が見てみたい」という思いを抱く人は少なくないかもしれません。ママスタコミュニティに寄せられたのは「なかなか出産しない娘たち」というタイトルのこんな投稿です。

『出産したがらない気持ちがわかりません。みなさんはどうですか?』

投稿者さんの娘さんの年齢や状況は詳しくわかりませんでしたが、どうやら娘さんたちは子どもをほしがっていない様子。きっと投稿者さんは孫を望んでいるのでしょう。「どうして子どもを産みたがらないのか」と不思議に思っている様子を綴っていました。そこでママたちに意見を求めています。

今の若い世代は大変!子どもがいる幸せな家庭像を想像できないのでは?

『そもそもあなたはどうして「子を持つ気持ちがあるべきだ」とお考えなのでしょうか』

『若い人は大変なの』

投稿者さんの「出産したがらない気持ちがわからない」という疑問に、ママたちは少々固定観念を感じたようです。ひと昔前は結婚して子どもを産み、家族を持つことが幸せな生き方とされていた風潮もあったでしょう。しかし現代はそれだけがすべてではなく、家庭を持つこと以外にも仕事や趣味などに生きがいや幸せを見出している人はたくさんいます。加えて子育てには、たくさんのお金がかかります。こうした苦労から「子どもがほしいけど育てられないから産めない」と諦めている若い世代がいることが想像できます。

『本人の経験にて、子どものいる幸せな家庭像を持てないで育った結果だと思いますよ』

『家族という形や親になる自分にピンとこないんじゃない? 自身の親が変わったタイプだと自分は親になんかならなくていいわって思ったりするよ』

娘さんたちは、子どもを産む幸せを具体的に想像できていない可能性もあるのではないでしょうか。たとえば最も身近にいる投稿者さんが「子どもを産んで幸せそうな女性」に見えなかったことで、子どもを産んで人の親になる理想を持てていないのかもしれません。「子どものいる幸せな家庭像を見せられなかった結果では?」というシビアなコメントも寄せられていました。

ほしいけどできない可能性もあるよ

『不妊症かもね』

『言わないだけでできにくいのかもしれないし、自分の娘だからって子作りのタイミングに口を出す親の気持ちがわかりません』

娘さんたちは、子どもがほしいけれどもなかなか授かれていない状況に置かれている可能性も。親に心配をかけたくないために、表では「別に子どもなんていらない」と口に出しているかもしれません。それにもかかわらず「どうして子どもをほしがらないの?」、「いつ出産するの?」という見方を母親からされると、とても苦痛ですよね。子どもを産みたいと思っているかどうか、子どもがほしいけれどもできないのかどうかなどは、とてもデリケートな話題です。自分の娘だからこそ、家族計画や人生について遠慮なくズケズケ質問したりしないことが母親の務めではないでしょうか。

わが子の人生にあれこれ思ったとしても、口出ししないことが鉄則

『うちの27歳の娘も「子どもいらん」と言ってるよ。好きにすればいいと思う』

『他人の人生にどうこう思わないほうがストレスフリーでいいと思うよ。あなたは何の責任や労力も生じないんだから。部外者はあえての様子見が大人のマナーだよ』

『口出ししたくなるなら黙ってる。実際は悩んでいる可能性もあるけどね。聞き方には一番気を付けて』

子どもをほしがらない娘さんたちに疑問を持っている投稿者さん。しかしその疑問が浮かんだということは投稿者さん自身に、「うちの娘たちが出産しないのは、おかしい」という考えが心のどこかにあるのかもしれません。もしあるとすれば、「どうして自分はそう考えるのか」と、自分自身を顧みるとよさそうです。

また娘さんたちは投稿者さんに「子どもはほしくない」と言っているだけで、心の奥底では辛い悩みや不安を抱えているかもしれません。「子どもはほしくない」という言葉だけを掘り下げて遠慮なく質問したり責めたりするのは、母親としてだけでなく大人としてもモラルに欠けるといえるでしょう。あえて何も言わないことが愛情となることもあります。投稿者さんは娘さんたちの考えや人生の選択を、黙って見守ることが大事なのではないでしょうか。

文・AKI 編集・編集部 イラスト・べるこ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
なかなか出産しない娘たち