<見えてはいけない?>鏡にうつった…夜中の公衆トイレ【第33話まんが】#本当にあった不思議な体験
前回からの続き。みなさんは「不思議な体験」をしたことはありますか? まるで狐につままれたかのような奇妙で意味がわからない、そんな体験を……。ママスタセレクトに寄せられたママたちの実際の体験エピソードをご紹介します。
これは新婚当時、まだ子どもがいなくて夫と2人暮らしをしていた頃のお話です。その夜、残業で遅くなってしまった私は家路を急いでいました。ところが途中で、ものすごくトイレに行きたくなってしまったのです。近くにトイレを借りられるようなお店もなく、我慢できずに仕方なく公園の公衆トイレに寄りました。
駅から家までは徒歩で20分。トイレに行きたくなり我慢できなくなった私は、帰宅途中の公園にある公衆トイレに入りました。用を足したあと手を洗いながら、髪の毛を整えようとふと鏡を見たそのときです。鏡越しに見える私の背後に……。
私がいきさつを話すと、夫の顔色がみるみる曇っていくのが分かります。「あの公園のトイレ、鏡……ないよ?」そんなわけはありません。私は確かに見たのです。鏡越しに、私の後ろに立っていた真っ黒いスーツの男性の姿を……。
鏡越しに見えた黒スーツの男性は、まるでこの世の人とは思えないほどの暗い表情をしていました。ただでさえいきなり後ろに男性が現れて怖かったのに、実はあのトイレには鏡すら存在しなかったなんて。
あのとき私が見た男性はいったい……? そしてあの鏡は……? 本当に生きた心地がしません。考えれば考えるほど不気味な体験でしたが、ますます恐怖の沼に沈んでしまう気がしたのでこれ以上は考えないことにします。あれ以来、私は決してあの公衆トイレに近づくことはありません。
原案・ママスタコミュニティ 脚本 渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子