<ママの決意>「今日から子どもを怒鳴らない」。何度も決意しては挫折してきたママたちの気づき
何度同じことを言ってもまったく響かない子どもに、つい怒鳴ってしまった経験はありませんか? 怒鳴ることに意味はないと頭ではわかっていても、ママだって人間です。思わず感情的になってしまうこともありますよね。
「子どもに怒鳴るの、やーめた!」
ある日、こんなタイトルのトピックが、ママスタコミュニティにあがりました。「これってまさに、私が考えていることじゃない?」と、思ったママもいるのでは?
何度も誓った「もう怒鳴らない」。今度こそは本気!
『今日ふと気づいた。もしわが子に怒鳴られたら、私はびっくりして戸惑うだろう。今までどれだけ理不尽なことをしてきたんだろう? 何度もやめようと思って、また怒鳴っていた。けど今日の気づきはいつもと違う気づきだった』
”いつもと違う気づき”とは、一体どんなものでしょう? ぜひ教えてほしいところですが、投稿者さん自身もうまく説明ができないようです。
『ある日ストンと、自分のなかに落ちた感じ。昨夜ハッと気づいての、今朝。わが子はまだ寝ている。私は絶対に変わる』
トピックを読んでいるママたちに相談しているわけではありません。「誰かに知ってもらうだけでも、自分の決意の後押しになるかなと思って」投稿してくれたそうです。
投稿者さんに賛同する声、自らを反省する声など、この決意にさまざまなメッセージが集まりました。
『昨夜も子どもを怒鳴ってしまった。このトピックが、怒鳴るのをやめようと気づかせてくれた。ありがとう』
『私も子どもに怒鳴られたとき、ビクッとなったよ。今までごめん』
一方で「毎日やめようと思っているけど、やめられない」「私も”怒鳴らない宣言”したけど、無理だった」などのコメントも。みんな頭ではわかっています。投稿者さん自身も何度もくじけ、そのたび「もうしない」と誓いを繰り返してきたのでしょう。
疲れるだけで、メリットはない。怒鳴ることの無意味さ
投稿者さんと同じように、ある日ふっと気づきがあったというママからの声もありました。
『私もいつだったか、怒鳴るのは無意味だなって思ったよ。お互いがイヤな気持ちになるだけ。子どもには怖い顔とうるさい声という印象しか残らないから、本当に伝えたいことが伝わらない』
子どもの記憶に残るのは恐ろしいママの顔と、ワーワーという叫び声だけ。たしかにそうかもしれません。
『怒鳴ったって、解決しない。叩くのも同じ。子どもに恨まれるだけ』
『怒鳴っても、火に油を注ぐだけなんだよね。お互いすごくエネルギーを使うのに、何の得もない』
怒鳴ることの無意味さを綴ったコメントも多くありました。
『私も怒鳴らなくなったよ。いろいろ試行錯誤して気づいたのは、怒鳴っても子どもに響かなくては意味がないということ』
怒鳴られた子どもが言うことを聞くのは、「怖いから」。言われたことに納得したからではないですよね。そもそも怒鳴られたときに意識が向くのは、内容ではなく声のトーンです。うっかり怒鳴ってしまいそうになったら、こうした客観的な事実を思い出すのもよさそうです。
怒鳴らないために、ママたちが意識していること
怒鳴らないように気をつけているママたちは、どんなことを意識しているのでしょうか?
『うちの場合、子どもの目線の高さになって、ゆっくり低めの声で言い聞かせるのが一番効く。冷静なときに「こういうときはどうしたらいいのかな?」って話し合って、意見を出し合っておくと子どもも納得しやすいよ』
『怒鳴るより「そんなことをしたら悲しいよ」と話す方が伝わる』
その子によって響きやすい話し方があるようです。淡々と話してみたり、悲しそうに訴えてみたりと、思いつくようなパターンを試してみてはどうでしょう?
『今まで全力だったけど、気持ち半分で接することに決めたよ。あと、人間はみんな不完全なものと認めることかな』
意外にも多かったのが、こうした「子どもに期待しない」という声でした。「子育てを諦めた」という表現もありました。「期待しない」「諦めた」というとネガティブな印象になりますが、つまりは「子どもにこうあってほしいという、理想を押しつけない」ことですよね。
つい怒鳴ってしまいそうになるときもあります。ママも完璧ではありません。それよりもっと短い時間しか生きていない子どもは、さらに不完全で当然です。「こんなものだよね」と、片目をつぶることも必要なのかも……。
『諦めも大事よね。苦労するのは、結局自分。大人になったときに「親の言ってたことは正しかった」とわかってくれればもうけもの。「伝わっていないな」と思ったら、切り上げるのも手かもしれないね』
ママが変われば、子どもも変わる!今日から試してみよう
ママが怒鳴らなくなると、子どもたちにも変化が現れるようです。
『今思えば、子どもに怒鳴ることでストレスを発散していた。それに気づいてから、本来の穏やかな自分を取り戻すように気をつけた。以前は子どもも不安定だったけど、それ以来落ち着いたよ』
『きょうだいゲンカばかりしている子どもたちを、毎日怒鳴ってた。でもたまたまSNSで「親が変われば、子も変わる」っていう文章を見つけて、それからまず自分が変わる努力をした。今は穏やかな毎日』
こちらのコメントをくれたママは、ケンカしたときは怒りたいのをこらえ、子どもたちの話を聞くようにしたそうです。抱っこしながら話を聞くだけで子どもたちはすっきりして、今では当時が嘘のように仲よく遊んでいるのだとか。「私のイライラが子どもたちに伝染していたんだな。反省したよ」と、教えてくれました。
他にも「ガミガミをやめたら、子どもが落ち着いた」という声はいくつか聞かれました。投稿者さん自身からも「決意から3日目。今まで怒鳴っていたことを、スルーできるようになりました。怒鳴り癖がついていたんだろうな。怒鳴るのをガマンしてるわけではなく、怒鳴ろうと思わなくなった」と、報告が。想像以上の効果があったようです。
本当かどうか、試してみたくなりませんか?
すぐに真似をするのは難しいかもしれませんが、まずはガミガミを2割減、そして半分に。お子さんやみなさんに変化はあらわれるでしょうか。よければ報告を待っています!
【つぎ】の記事:<シングルマザーの悩み>両親揃っている家族がうらやましい。惨めな気持ちを隠して生活【前編まんが】
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