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大河ドラマ『真田丸』、注目したい豪華な俳優陣たち

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1月10日からNHK大河ドラマ『真田丸』がスタートします。ときは戦国時代、伝説の武将・真田信繁の生涯を中心に、乱世に生まれ激動の運命に翻弄されながらも生き抜く人々の愛と勇気の物語。主役の信繁を演じるのは『半沢直樹』や『リーガルハイ』で人気の堺雅人さん、大河の主役は初めてとなります。

大河ドラマは、歴史好き、時代劇好き、ドラマ好き、甲冑好き(?)などさまざまなアプローチがありますが、役者の芝居を楽しむのも大きな魅力。1年間という長い時間、史実を基にした壮大な物語のなかで、現代劇とはちがう所作・衣装・言葉遣いなど、テレビやCMでおなじみの役者さんの新たな魅力が発揮される舞台ですね。

さらに、若手俳優・イケメン俳優たちにとっては、大河出演により老若男女に顔が知られ、役者としてのステップが上がる登竜門ともいえそうです。たとえば2010年『龍馬伝』で岡田以蔵を演じた佐藤健さん、12年『平清盛』で平重盛を演じた窪田正孝さんなど、出演を経て認知度が大きく広がりました。

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今回主演の堺雅人さんも、04年『新選組!』、08年『篤姫』と過去二回、大河に出演されています。今でこそだれもが知る国民的俳優ですが『新選組!』のときは「だれ?」状態だった人も多いはず。それが回を追うごとに存在感を増し、中盤の山場を大きく盛り上げました。脚本や演出のチカラもありますが、何より堺さんの芝居が視聴者を引き込んでいったのはまちがいありません。その後の活躍はご存知の通り。大河ドラマではそんな役者さんのステップアップを見るのも醍醐味のひとつなのです。

というわけで『真田丸』でも若手俳優の芝居が楽しみなところですが、筆者がまず注目したいのが中川大志くん。『家政婦のミタ』『地獄先生ぬ~べ~』などに出演しているので、若い人やママたちの認知度は高いかもしれませんね。これまでにも11年『江~姫たちの戦国~』『平清盛』に出演しましたが、それぞれ1回、2回と短いシーンでした。しかし今回演じる「豊臣秀頼」は、信繁が命をかけて仕える豊臣家の最後の主君であり、クライマックスの重要人物となります。物語に大きく絡んでくるのは必至。セリフが数回だった初出演から5年の時を経て、どんな芝居を見せてくれるのか、どんな感動をあたえてくれるのか、楽しみですね。

また信長の息子・信忠を演じる玉置玲央さん、豊臣秀次を演じる新納慎也さんのお二人にも注目したいところ。
共に舞台を中心に活躍されてきた役者さんで、テレビでの認知度は決して高くなく「だれ?」状態かもしれませんが、信忠も秀次も重要な役どころなので、舞台で培った演技力を開花させてくれるのではないでしょうか。ひょっとしたら堺雅人さんのように大化けするかもしれませんね。

大河ドラマは見る人・見ない人に大きく分かれるようです。見ない人に聞くと「1年は長い」「重い」「難しい」などなど。でも逆に、見る人は1年間という長さがよいと言います。主役や周りをとりまく人たちの生き方にじっくり向き合うのは1クールではなかなかできません。史実をベースにした物語の中で、何を信じ、どう決断し、行動するか……知っていてもワクワクするもの。「死」のシーンも少なくありませんが、それも大河の醍醐味。長い時間見てきた登場人物の死は悲しみや悔しさなど感情移入の度合いが高くなり、それが最後、大きな感動につながるのだと思います。

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大河ドラマをこれまで見たことがないという方も、試しに今年は見てみては? 三谷幸喜さんの脚本は、時代劇特有の重さ・難しさもかなり薄れていると予想されます。
先述したイケメン俳優や若手俳優の活躍に加え、草刈正雄さん、内野聖陽さん、榎木孝明さんなど名うての役者さんたちの成熟した芝居。長澤まさみさん、鈴木京香さん、竹内結子さんなど女優さんたちによる女の強さ・誇りを気高くあでやかに演じる姿など、見どころはいっぱいです。
なにより、山南敬助…徳川家定ときて、満を持して主役・真田信繁を演じる堺雅人さんの、渾身のお芝居がとても楽しみですね。

 

ライター:粟田佳織