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<低所得者の大学進学>シングルマザーでお金がない……でも娘を大学に入れてあげたい!【後編】まんが

前回からの続き。「お金がないけれど大学に行きたい」娘はその想いをストレートに学校の先生に打ち明けました。すると……。
<低所得者の大学進学>
給付型は2020年4月に新しく創設されたので、私も娘もよく知りませんでしたが、先生が丁寧に説明してくれました。
学費に関して少し安心できる材料が見えてきて、ほんの少し肩の荷が下りました。

しかし、次の関門が待っています。受験対策のための塾へ通うお金がありません。はたして塾に通わず、大学に合格できるのでしょうか……不安が渦巻きます。しかし先生たちはそれもちゃんと見据えて、いろいろと娘にアドバイスをくれました。

<低所得者の大学進学>
娘はコツコツと勉強を続け、学年トップを守り続けます。私も、学費のために少しでも貯金をしようと頑張り、子どもたちの食事も、集中力が増すようなメニューを心がけたりして、できることを全力でやりました。
そんな娘に、高校の先生はある日、こんな提案をしてきました。

<低所得者の大学進学>
経済的に不安定で塾にも通えず……他の受験生に比べて圧倒的に不利な状況でした。ですがそれをはねのけて、見事合格を勝ち取った娘……不甲斐ない私を責めたりせず、自分の境遇に腐りもせず、自分の力で前向きに進み、力強くその手で未来を勝ち取った娘。本当に、心からおめでとう、と言いたいです。

いっぽう、息子はというと。目の前で姉が自分の力で夢を勝ち取る姿を見て、心を動かされたようです。来年は高校受験だから自分も頑張る、と息巻いています。私の力不足から、娘と息子には他の家庭のように教育にお金をかけてあげられません。でもそんな中でも、子どもたちは努力して、未来を切り開いて行こうとしてくれています。
いつのまにか、自分の考えを強くもつ、立派な子に育ったんだな……。娘と息子の成長を心の支えに、私もこれから頑張ろうと思いました。

参考:独立行政法人日本学生支援機構「奨学金の制度(貸与型)」
参考:独立行政法人日本学生支援機構「奨学金の制度(給付型)」
参考:文部科学省「令和4年度大学入学者選抜実施要項について 学校推薦型選抜」

原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・べるこ 編集・秋澄乃
【つぎ】の記事:<子どもの挫折>「頑張れ!」と続けた6年間。でもレギュラーを落ち続け【前編:ママの気持ち】まんが

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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