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【後編】発達障害のあるわが子。支援級に入れようと考えていたら、本人が普通級を希望して……

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自閉スペクトラム症と診断されている年長のお子さんを支援級に入れようと考えていた投稿者さん。しかしお子さん本人の口から「みんなと同じクラスに行きたい」との言葉が飛び出し戸惑っているようです。

どちらを選んでも柔軟な対応をすることが必要

ママたちから「普通級でいいのでは?」との見解が寄せられるなか、慎重派の意見も集まりました。

『難しいですね。私は自身が重度のADHDと診断済みです。小学生のときは普通学級にいたけれど、年齢とともに他害行為が増えて周りは迷惑だったと思います。でも大学まで卒業できました。今の時代なら確実に支援級だったと思うから、学力は下がっていたかもしれないです』

『空気が読めない感じは、きっと低学年のうちはあまり気にならないよね。でも学年が上がると周りの子たちが違和感を持ち始めるかも。そうなっちゃったらかわいそうとは思う。ただし支援級の先生たちが専門的にきちんと勉強した人たちならいいけれど、違うなら普通級でいいような気もする。普通級に通いつつ放課後に療育に通うとかがいいかもしれないね』

普通級だと学力が上がる可能性がある一方で、支援級ならば十分なサポートを受けながらお子さんのペースで学校生活を送れるかもしれない……どちらも一長一短と言ったところでしょう。上手にバランスをとるためには、普通級に通いつつ必要なときに療育に通うなどの柔軟な対応をしてみるのもいいかもしれません。

本人の意思を尊重してあげてもいいのでは

投稿者さんが頭を悩ませるなか、「お子さん本人の意思も尊重してあげて」とアドバイスをするママたちも現れました。

『本人の意思を尊重してあげたらいいと思う。幼稚園から小学校へ環境がガラリと変わるし、最初は大変なの覚悟のうえで。普通級で新しい友だちや先生と出会って、たくさんいい刺激を受けられると思うよ』

『私個人としては初めは普通級で、「浮いている」「つらい」と感じたら途中から支援級というのもありだと思う。「仲間がいるクラスがある」と道を教えてあげればいい。道はひとつじゃないと希望になるんじゃないかな。最初から「これがいちばん!」とレールを引くのは簡単だと思う。でも本人が過ごす学校だから本人の意見を尊重してあげたいよね』

投稿者さんはお子さんのことを考えているからこそ支援級を検討していたのでしょう。しかしお子さん本人が行きたいと言ったのは普通級でした。それを受けて「本人の意思が固まっているならばそれを尊重してあげてもいいのでは」との意見も寄せられました。当然のことながら学校に実際に通うのはお子さん自身です。大変なこともあるかもしれませんが、自分で決めたことならば乗り越えられることもあるでしょう。

「普通」って一体なんだろう

最後に投稿者さんは興味深い疑問を投げかけました。

『療育の先生が「”普通”じゃないんだけど”普通”に生きていかなきゃいけない。だけどお母さん。普通って何ですか? 普通って誰から見て普通なの? ”健常者”と言われる人は、それが大多数だから”健常者”と言われている。”私たちに合わせて普通にしてね”って横暴じゃない?」と言われて何も答えられなかった。ちなみに先生自身も自閉スペクトラム症だそう。どこまで子どもに求めていいのか、普通とはなんなのか本当にわからない……』

私たちが普段何気なく使っている「普通」とは一体何を基準にしたものなのでしょうか。投稿者さんが通う療育の先生が言う通り、多数派を「普通」、少数派を「普通じゃない」と言い切ってしまうのは少々横暴と言うものかもしれませんね。ママたちもこの疑問にコメントしてくれました。

『うちの子も投稿者さんのお子さんと同じような状況です。「普通って何?」というコメントを見たら泣けてきた。普通ってなんなんだろう』

『娘の担任に「普通って何ですか?」と聞いたら「普通なんてありませんよ。普通は個々によって違うんです。だから人とは比べないほうがいい」と言っていましたよ』

「普通って何だろう」という素朴な疑問にハッとした様子を見せたママたち。人一倍デリケートなお子さんをそばで見ているからこそ感じることもあるのかもしれません。たくさんの人がいればそれぞれに違いがあるのは当然のこと。「自分は普通」「あの子は普通じゃない」と決めつけるのではなく、また比べて優劣をつけるようなこともせず、違いを理解し合いながらお互いに認め合う姿勢が大切ですね。

支援級と普通級、小学校に上がったらどちらに進むかで悩んでいるママは、投稿者さんだけではないでしょう。デリケートな問題だからこそ「この特性があるから支援級」「この条件ならば普通級」と簡単に線引きできるものではありません。目の前のお子さんとしっかり向き合い、そして時にはお子さん自身の意見を尊重しながらこれからの道を考えてみてくださいね。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・リコロコ

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