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【後編】毎月5万円の義母への援助をやめたい!60歳までの約束だったのに、話が違うじゃない!

259_義父母(父母)_加藤みちか
義母に毎月5万円の仕送りをしている投稿者さん夫婦。60歳になったら援助をやめるという話でしたが、年金の受給開始時期が延びたことから旦那さんは首を縦に振りません。そのうえ義母は投稿者さんに冷たい態度ばかり。こんな状態では義母の手助けをしたくなくなってしまう気持ちもうなずけます。そんな投稿者さんに、「旦那さんの気持ちを想像してみては?」というアドバイスも届きました。

旦那さんの気持ちを考えると……

『旦那さんにとっては女手ひとつで育ててくれた母親だから、放っておくことはできないだろうからね』

『共働きで子どもなし、投稿者さんの給料は全て貯金。それなら支援するべきだと思うけれどなぁ。旦那さんの自由だから。母子家庭一人っ子なら援助したいと思うのが当然だしするのが妥当』

義母は旦那さんが子どもの頃に離婚をし、女手一つで子どもを育ててきました。旦那さんからすれば義母に恩返しをしたいという気持ちがあるのは当然のことです。むしろこれまでの義母の苦労を考えたら、少しでも楽をさせてあげたいと思っていることでしょう。もし旦那さんのそんな気持ちを優先させてあげたいならば、援助も致し方ないところがあるのかもしれませんね。

こんな意見も!「援助額をいきなりゼロにするのは危険」

『2月で援助をやめて義母が生活していけなくなった場合、どう考えていますか? もし借金などご主人を保証人にしたらどうしますか? 額を減らすなど妥協しないと後で大変なことになりそうな気がします』

『いきなり5万から0円は難しいんじゃない? とりあえず年金支給開始までは3万くらいにしてみたら?』

これまで毎月5万円だった援助をいきなり0円にするのは、義母にとってかなり厳しいことなのではないでしょうか。生活が苦しくなって他からお金を借りてしまったり、食事があまりできなくなって健康に問題が出ることも考えられます。投稿者さんたちの負担が今以上に増えてしまうかもしれないことを考えながら、援助を「やめる」のでなく金額を「減らす」のも方法のひとつだと思います。

お金の援助を延長する前にできることはまだまだある!

金銭的な援助をやめる、もしくは減らす以外にも、こんな意見がありました。

『義母はお金を集めようとする前に生活費を下げる努力をするべき』

ではこの「努力」、実際にどのようなものがあるのでしょうか。

義母の生活を旦那さんと一緒に把握してみる

『義母に家計簿を提出させたらどうだろ? 携帯とか通信費、家の公共料金などを安くなるよう見直しさせて、「無駄遣いがあると支援できない」と言ったらいい』

まずは義母の生活費を細かくチェックしてみましょう。もしかしたら今の生活の中で、無駄な部分があるかもしれません。義母と投稿者さんの関係は良好でないので、投稿者さんが口出しすると義母が反発することもあるでしょう。ここはいっそのこと旦那さんに任せてもいいのかもしれませんね。そうすれば旦那さんも義母の生活を把握することができるので、月5万円の援助が妥当なのか考えるきっかけになるかもしれません。

家賃が安い場所に引っ越す

『引っ越し費用は面倒みて、アパートではなく市営住宅に移ってもらうように話すのもいいかもね』

義母は今はアパートに住んでいます。しかし市営住宅など家賃が安いところに引っ越してもらうのもひとつの手ではないでしょうか。お金は毎月の家賃の援助として出しているようなので、家賃を下げることができればその分のお金が浮きます。引っ越しに手間やお金はかかるかと思いますが、後々のことを考えれば支出部分を減らすことにつながりそうです。

年金を繰り上げて支給してもらう

公的年金は原則65歳からの受け取りになっていますが、希望すればそれより前に受け取ることも可能です。これを「繰上げ受給」といい、もらえる年金の金額は本来の額より減り、最大で30%の減額となっています。(令和2年6月5日時点)
せっかく積み立てた年金なので満額をもらいたいところですが、どうしても生活に困ってしまうようならば、繰上げ受給を検討することもできるでしょう。

旦那さんと話し合った結果……

『主人と話し合いました。でも主人には伝わりませんでした。結論、義母への援助は同額でし続けます。ただし主人のお小遣いから出します。主人の小遣い自体は主人の独身時代からの貯金から出します。引っ越しして家賃を抑えることも提案しましたが、「せまい部屋は可哀想」という理由で断られました。そのため、この案で折れるしかなさそうです』

義母への援助は、60歳をすぎてもこれまでどおり変わらず続けることになったそうです。家計から出すわけでもなく、夫婦の貯金に手をつけるわけでもないことから、投稿者さんも「納得せざるを得ない」というところでしょうか。
ただしこれからは子どもが生まれたり、マイホームを購入するなど、義母のため以外にもお金を使う場面が多く出てくることでしょう。それに向けて、旦那さんにはきちんと理解してもらいたいところですよね。今回の義母への援助の話を「お金の話」をするいい機会ととらえ、投稿者さんの家計の収支の見直しをしたり、将来に向けた現実的な話をしてみるのもいいのではないでしょうか。

文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・加藤みちか

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