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【前編】ダラダラする2歳の娘にイラつくママ。「何を求めているの?」と非難の声が……

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育児本を読んでいると、「〇歳とはこういう時期」という言葉が目につくことってありますよね。夜泣きが減りはじめる時期、いろいろなものに興味を示す時期、など年齢によって書かれている特徴もさまざまです。また育児本以外にも、同年代の子と見比べることで「ほかの子はこんな感じなんだ」と思うこともあるでしょう。しかしわが子が「育児本やまわりの子と違う」と感じたとき、親として焦りや苛立ちを感じてしまうこともあるのではないでしょうか。今回相談をくれたママさんは、2歳の娘さんが毎日ダラダラして過ごすことに苛立ちを感じているようです。

『ダラダラする娘(2歳)にイラついてしまいます。支援センターや児童館ではいろいろと興味を持って遊んでいます。ただ、家では全然おもちゃで遊びません。キッチンや積み木、絵本やクレヨンなどイベントごとにいろいろなおもちゃを買っていますが、最初はすごく遊んで1週間もするとほとんど遊ばなくなります。

人形を持ってウロウロしたり、指しゃぶりしてゴロゴロしたりして、正直イライラします。散歩に行っても「抱っこして」か、ベビーカーだし。なんか「もっと自分で楽しいこと見つけて動いてよ」って思います。これぐらいの子ってせわしなく動いているイメージでしたが、うちはなんだかダラダラしてばかり。体調も悪くありません』

このように話してくれた今回の相談者さんは、現在二人目を妊娠中だそうです。思うようにからだが動かないなかで、家事などもしなければならない毎日なので、せめて2歳のお子さんには自主的に遊んでほしいと願っているようですね。にもかかわらず自分で楽しいことを探さずゴロゴロするばかりの姿を見て、相談者さんは焦りと苛立ちを感じています。しかしママスタコミュニティに集まったママさんたちからは、意外にもこの相談に多くの非難の声が寄せられました。

「自分で楽しいことを見つけて!」は2歳児に求めるべきことではない

まず、集まったほとんどのコメントが「2歳ではまだ自分1人で楽しいことは見つけられない!」というもの。まずは相談者さんが一緒に遊んであげたり、子どもが興味を持ちやすい環境づくりをしてあげないと、1人で遊ぶことは難しいのではないでしょうか。

『2歳に何を求めているの。一緒に遊んであげたらいい』

『2歳の子に求めることじゃない。そのくらいの子だったら相手をしてあげて一緒に楽しいことを見つけて行くんだよ』

筆者の子どもが2歳だった頃を思い返してみましたが、やはりお外で「抱っこ」は当たり前だったように感じます。またわが子はこちらの状況に関係なく、ずーっと私にくっついて「ママ見て、ママ!」と言っているような2歳児でした。そのため1人でゴロゴロしている相談者さんのお子さんのことを、とてもお利口さんな子のように感じてしまいました。

2歳はまだまだパパやママと「一緒に」遊びたい年齢では?

子どもに自主的に遊んでほしいのであれば、まずは親の努力が必要です。お散歩をしているときは「かわいいお花が咲いているね、見てみよう」とお花に興味を持たせるように促してみたり、家の中で遊ぶときにもぬいぐるみを動かして人形劇のやり方を教えてあげるなど、場に応じた楽しみ方を教えることも必要なのではないでしょうか。

『相談者さんは子どもが喜ぶよう遊びに参加したら。子どもに絵を描かせるだけじゃなく、自分も描いたりして一緒に楽しめるようにしないの?』

『アクティブな子っていうのは、毎日全身で遊ばせるように親も努力しているし、考えているものだよ。もちろん個性もあるけれど、その個性を伸ばせるような対応をしているよ』

『娘ちゃんがゴロゴロしているのなら、一緒にゴロゴロしながら絵本を読んだり、ぬいぐるみを動かして人形劇とかしてあげたら良いんじゃない?』

『2歳なんてそんなもんでしょうね。一人遊びが得意になって長々とやれるのって、やっぱり幼稚園に入ってからくらい。お散歩のときは、親がお花を見て触ってみたり、石を並べてみたりとか、いろいろやってあげたらとっかかりが見つかるかもね』

教えてあげることすらなく、いきなり「はい、自分で遊んでみて」と言われても相手はまだ2歳。この世に生まれ、少しずつ自分のことやまわりの世界を知ろうと頑張っているのに、いきなり放置をするのは「ハードルが高すぎる」とは思いませんか? 何が楽しくて何に興味があるのか、きっとそれは子ども自身もまだ分かっていないのではないでしょうか。

後編へ続く

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・天城ヨリ子

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
ダラダラする娘がいらつく