娘が「舌小帯短縮症」と言われた!手術に迷い……決心して親子で挑んだ結果!?
うちの次女は「舌小帯短縮症」でした。
他の子と違うのでは? と初めて意識したのは、娘の友達たちと……
このときは「かわいい」と言ってもらったこともあり、単に”娘の個性”と捉えてあまり気に留めていませんでした。
しかし数年後、娘が小学校2年生の時に受けた歯科検診で「娘さんは舌の下の襞(ひだ)(=舌小帯)がすごく短い。おそらく話すことにも影響が出ているのではないか」と指摘されました。
舌小帯とは……。
そして、そこを切ることで改善できると……。
き、切るの……!? 明らかに私がビビっていると、「近くの病院の口腔外科で治療ができます。切る切らないは別にして、まずは相談ができますよ。ご家族で検討してみてください。」
無理強いはせずに教えていただきました。
参考:小帯切除術
ある日、意を決して次女本人と「治療について」話をしました。
痛みがあるかもしれないこと。
しばらくは食べたり喋ったりがしづらいかもしれないこと。
でもその分、回復すればおしゃべりがしやすくなること。
ちゃんと理解してくれたかどうかは分かりませんが、普段から物分かりの良い次女は納得の上、病院へ行くことを承諾してくれました。
いざ、口腔外科へ!
もともと覚悟はしていましたが、予想以上の急展開で、あれよあれよといううちに済んでしまいました。
先生は、私たちがリラックスできるように世間話を挟んでくださったり気を遣ってくださって、次女は泣くこともありませんでした。
術後に受けた注意は、なんと「あっかんべーをたくさんしてください」ということ。
舌を出す練習をしないと、せっかく切ったのに組織が固まって出なくなってしまうとのことでした。
あっかんべーがリハビリとは、なんともかわいいですよね。
ただ本人にはとても怖かったらしく最初は嫌がってしまい、困っていたのですが……。
次女の様子を見て長女と三女が手伝ってくれました。そして2人のおかげで楽しみながら、徐々にできるようになっていきました。
抜糸するまでは、痛みよりも糸がつれることが気になるようでした。
1週間後に抜糸した後は、しばらくは歯磨きの仕上げの時などに痛みを訴えたものの、日常生活には支障が出ませんでした。
術後に通院することもなく、1ヶ月も経たないうちに普段通りに。
そして、治療をすることで失われることを恐れていた次女の口グセ「あのしゃぁ〜」ですが……なんと、わざと甘えた話し方をしていたことが判明(笑)。今もたまに甘えたい気分の時に使ってくれるので、その度に癒されています。
文、イラスト・Michika 編集・木村泉