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不妊治療に健康保険が適用されるかも?ママたちからは賛否両論

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なかなか妊娠できないカップルが赤ちゃんを授かるための方法に「不妊治療」があります。2020年9月に自由民主党の総裁選が盛り上がっていた折、候補者のひとりであった菅義偉官房長官(当時)が「不妊治療に健康保険を適用することの実現を目指す」と発言し、ママスタコミュニティでも話題となりました。

ママたちは不妊治療に健康保険が適用される可能性を、どのように受け止めたのでしょうか。

不妊治療の健康保険適用について、私はこう考えます

賛成です!少子化問題を解消できるかも

『反対する意味がわからない』

『少子化が問題になってるから当たり前かもね』

『補助金もあるようだけど、それでも出費が大きいと経験者が言ってた。精神的にもしんどいらしいし、せめて治療費の面でしっかりカバーして安心して治療に取り組めるようにするべき』

不妊治療に健康保険が適用されることに「賛成」のママたちからは「反対する理由がない」「少子化問題が解消できそう」「精神的な負担があるぶん、経済的な負担を減らしてあげたい」との前向きなコメントが寄せられました。

不妊治療の費用は自由診療でクリニックによって異なるものの、たとえば精液検査なら4,000円、人工授精なら21,000円 前後、体外受精なら300,000円前後といった価格帯を掲げるクリニックがあります。これらの経済的な負担が軽くなるのは、当事者としては助かるのではないでしょうか。

気持ちはわかるけれど賛成はできない……

『お金をかけて確実に妊娠出産できるなら良いけど、確実に妊娠するわけではないのに多額のお金を使うことになるから』

『成功するかわからないのに』

不妊治療は、残念ながらお金をかけて治療をしても必ず妊娠できるとは限らないのが難しいところです。税金を投入すべきか、疑問に思うママもいました。

やるなら年齢や回数を制限したほうがいいのでは

『賛成、ただ第1子のみと、回数制限ありで』

『20代なら助成金を多くしてほしい』

『35歳まで限定で』

『年齢制限や病気など不妊の理由によってはいいと思うけど、仕事優先、夫婦2人の時間を大切にしたいなど、自分達の意思で出産を先延ばしにした場合は対象外にしたらいいと思う』

『40歳以降とか第2子以降は自費にしてほしい』

不妊治療に健康保険が適用されることに賛成ではあるものの「条件は必要」と考えるママたちもいました。条件が必要と考える理由は、なんでしょうか?

不妊治療に「年齢」「回数」の条件をつける方がよいと考える、その理由は?

不妊治療への健康保険適用に賛成のママたちでさえ、「年齢」や「回数」といった条件をつける方が良いのではとコメントしていました。その理由には、主に2つのことが考えられます。

妊娠時の母体の年齢と妊娠トラブル

妊娠するときの母体の年齢が上がるほど、自然流産する確率や、子どもの染色体異常の発生頻度が高くなります。また妊娠高血圧症候群は特に40歳を超えると急激に増加する傾向にあります。このように加齢によって妊娠トラブルが起きやすくなるのは否めないところです。

不妊治療の回数と妊娠率

不妊治療の回数が増えても、妊娠する確率が比例して上がっていくわけではないのです。

国立成育医療研究センターによる、179症例の治療結果(※)のデータがあります。それによると、34歳以下の人が不妊治療をした場合、治療の回数を重ねるごとに妊娠できる確率は上がり、5回目の治療で妊娠できる確率は60%を超えています。しかし6回目以降は横ばいです。35歳から39歳の人の場合、妊娠できる確率は治療の回数を重ねるごとに上がり、3回の治療で妊娠できる確率は40%弱、4回目以降はほぼ横ばいです。40歳以上の人の場合は、1回目の治療から妊娠できる確率は10%を切っている状態で、治療の回数を増やしても10%前後を推移していきます。

※2006-2008年に初めてART治療を開始した179症例の5年間の治療結果より

(参考:「不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会」報告書|厚生労働省

不妊治療への保険適用が無制限であれば結果を求め、ずっと不妊治療を続けたい人が出てくる可能性もあります。いつまでも辛い気持ちを背負うくらいなら、治療に区切りをつけられる意味で条件があったほうがいいとの考え方もあるでしょう。

不妊治療が保険適用になることのニーズはあるはず

不妊治療は一筋縄ではいかないケースも多々あります。男性側の問題、女性側の問題。不妊治療をしても妊娠できない原因がわからないことも……。1ヶ月に1回しかない排卵のチャンスに賭ける、妊娠を望む女性たちの思いは「赤ちゃんが欲しい」、それだけです。ただでさえ男性女性どちらの身体にも負担のかかる不妊治療に、健康保険が適用されたら経済的な負担が減ることになります。不妊治療が保険適用となることへのニーズは少なからずあるのではないでしょうか。

ただ使われるのは、税金です。今後、不妊治療に健康保険が適用される方向性が固まったとしたら、改めて課題が洗い出されていくのでしょう。

しかしたとえ条件付きだとしても不妊治療に健康保険が適用されることは、子どもが欲しい人にとって希望になりますよね。実現するかどうか、見守っていきたいですね。

文・しのむ 編集・しらたまよ

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