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新型コロナによる臨時休校、働く主婦の42%が「良い判断だと思う」と回答 その理由は?

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新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、政府が全国の小中高校の一斉臨時休校を発表してから約2ヶ月が経過しました。子どもの生活や勉強面が心配になる一方で、仕事や収入に大きな影響が出ている人も。特に仕事をしているママはコロナの終息が見えないなかで、早く学校が再開されて日常を再開したい気持ちがありながらも、「感染拡大のことを考えるとまだまだ子どもは家で過ごしたほうがいいのでは」と複雑な気持ちを抱いている人も多いのではないでしょうか。

主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」の調査機関しゅふJOB総研では先日、新型コロナウイルス感染拡大防止による臨時休校要請をテーマに、働く主婦664人を対象にアンケート調査を実施。仕事を持つ主婦は今回の一斉臨時休校に対してどのような思いを抱いているのでしょうか。

働く主婦の4割は政府の臨時休校要請を支持

まず政府の全国小中学校、高校等への臨時休校要請について、今回の調査対象者である主婦全体で見ると42.3%が「良い判断だと思う」と回答しました。「どちらとも言えない」も4割弱いたものの、「良い判断だと思わない」が19.7%と「良い判断だと思う」の半分以下であることを見ても、臨時休校要請について支持している主婦は少なくないことがわかります。

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次に2020年4月時点での年代や子どもの数、小学生の子の有無に分けてそれぞれ「良い判断だと思う」、「良い判断だと思わない」、「どちらともいえない」と答えた人の割合です。

年代別で見てみると、30代、40代と比べても50代以上では「良い判断だと思わない」と回答した人の割合が少ないようです。

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また「子どもの数」別比較では「良い判断だと思う」、「良い判断だと思わない」、「どちらともいえない」のそれぞれの割合はそこまで大きな違いがありませんでした。

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2020年4月時点で小学生の子どもがいる人とそうではない人に分けた調査結果は以下の通りとなりました。

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小学校が臨時休校となったことで親の就労状況に何らかの影響が出てしまい、「休校になって困っている」といった情報もたびたび報道されていました。しかし今回の調査では、小学生の子どもがいる人のほうが「良い判断だと思う」と回答した割合が高く、また「良い判断だと思わない」と回答した割合も大幅に低いという結果になっています。

「臨時休校は子どもを感染や批判から守る」として評価している理由は

「良い判断だと思う」と回答した人の具体的な声を見てみると、

『狭い空間に何時間も一緒にいる状態はやはり危険だと思うので(30代:1人)』

『無症状で他人にうつす可能性があり、特に子どもの中で流行るとあっという間に広がる気がするので(40代:1人)』

『何もしなければ感染したとか、子どもの保護がなされてないとかいちいち非難することを避けられる(50代:1人)』

『未知のウィルスの為、取り敢えずは研究データを集めてもらったり、薬を開発してもらうまでは感染をしないように生活を我慢しながらする事も大切な教育になると思う(40代:2人以上)』

といった意見がありました。学校という密集した場所で一気に感染が広がってしまうことへの懸念だけでなく、周囲からの批判から子どもを守る点においても臨時休校を評価している人が多くいました。また、この大変な状況を生活する上で教育の契機ととらえる前向きな人もいるようです。

「急に決まった臨時休校よりもやるべきことがあった」という声も

一方で、「良い判断だと思わない」と回答した人の声も紹介します。

『学校ではなく、会社員のリモートワーク化を進めるべきでした(40代:1人)』

『臨時休校自体はいいけれど、もう少し準備が必要だったと思うから。虐待を受けている子どもたちが心配(50代:1人)』

『先にもっと禁止や封鎖などの対策をすべきだった。そのうえでの休校ならまだ許容できた(40代:1人)』

『学校以外に集まってしまうから(50代:2人以上)』

学校を休みにしても、学校以外の学童保育や公園などに子どもたちが密集してしまうことへの疑問を感じた人は多くいました。また、さまざまな準備ができない状態で急に休校が始まってしまったことや、「子どもたちだけでなく会社員や高齢者の対策についても考えてほしかった」といった意見も見受けられました。

「どちらともいえない」と回答した人からは、感染拡大防止の効果を期待する一方でさまざまな家庭環境の点から正解を見いだせない複雑な心境が透けて見えます。

『学校が休みは、いいけど、家庭事情が様々だから、みんなが安全ではない。不公平な提案だと思う(50代:1人)』

『感染症予防にはいいが仕事をする母親にとってはかなりの負担になる(40代:1人)』

『臨時休校で拡大は防げたのかもしれないけれど、子どもたちの勉強の遅れ、運動不足、お友だちと会えないストレス、親の負担などのマイナス要素もあったからです(30代:2人以上)』

『集団感染を抑制するためには、別に間違っていないかもしれないけど満員電車に乗ってる大人の方が危険だろうに(40代:いない)』

同じ境遇の人の意見を知ることで前向きに捉えられたり物事を深く考えさせられたりと新たな発見もあります。何かと不安やイライラを抱えがちなコロナ禍ですが、この臨時休校で親子の時間が増えたことをポジティブに考えたいところ。子どもにいま学校が休みになっている理由や感染症のこと、いま社会や世界はどのような事態になっているのかを教えるいい機会としたいですね。

■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:664名
調査実施日:2020年3月19日(木)~2020年3月27日(金)まで
調査対象者:『しゅふJOBスタッフィング』および『しゅふJOBパート』登録者

文・秋山悠紀 編集・しらたまよ

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