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子どもの便秘は親が気がつかないことも多い!?わが子が便秘かどうかチェックしよう

なかなかうんちが出ない……そんなわが子の姿を見て心配しているママも多いかもしれません。このように子どもが排便に困っていたり、明らかに何日も便が出ていなかったりすれば気づきやすいでしょうが、実は親が気づかないうちに子どもが便秘になっていることも多いようです。

「子どもの便秘を放っておくと日常生活に支障をきたし、将来的に大きな病気になる可能性も出てきます」というのは、便秘外来のある松生クリニックの院長であり、『子どもの便秘は今すぐなおせ』の著者である松生恒夫先生。子どもが便秘かどうか見分けるポイントを教えていただきました。

便秘とは、どんな状態のことをいうの?

便秘は高齢者や女性に多いですが、最近は私のクリニックに来る患者さんにお子さんの割合も増えています。便秘に関する専門医も多くない中、症状もさまざまなものがあるため、これまでは便秘の定義があいまいでした。それが2017年に日本で初めて「慢性便秘診療ガイドライン」というものができ、その中で便秘について「本来体外へ排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」とはっきり定義されました。つまり便秘とは、うんちが出る回数だけでなく、「すっきり出た」と感じられない状態をいいます。残便感がなく、「すっきり出た」という状態を保つことが大切なのです。

子どもの便秘チェックをしよう

わが子は問題ないと思っていても、実は便秘だったということもよくあります。まずはお子さんが便秘かどうか、子どもの状態をチェックしてみましょう。下記のような症状が多ければ多いほど、慢性的な便秘になっている可能性があります。

・毎日便が出ない
・便がいつも固い
・便の量が少ない
・おならがくさい
・いきんでいるのにスムーズに便が出ない
・排便時に痛がる
・排便後もすっきりしていなさそう

また、上記の項目に加えて、下記の症状が1つでもあれば早めに病院に行く必要があります。

・3日以上便が出ていない
・お腹が痛そうに激しく泣く
・激しい痛みがあるがしばらくすると落ち着く
・血の混じったうんちが出る
・吐き気がある
・顔色が悪い

受診してたいしたことがなかったら迷惑かもしれないと考えがちですが、便秘といえども軽視するのは危険です。お子さんが便秘かなと思ったら早めに小児科や便秘外来のある病院で相談してください。

子どもの便秘を放っておくとどうなるの?

腸では、栄養分や水分を吸収した後の食べ物のカスや腸内細菌の死骸などで便が作られて、老廃物として体外に出されます。便秘になると排出すべき老廃物が体内に停滞することになってしまいます。
便秘は「放っておいてもそのうち出る」と思われがちですが、便秘を放置すると、子どもの日常生活に支障をきたすことがあります。子どもの便秘で最も多い症状が「腹痛」。学校や家庭で腹痛や残便感があることで、勉強や遊びに集中できず、イライラや不快感で日常生活が快適に過ごせなくなることがあります。

また、便が長時間たまりやすいS状結腸や直腸に大腸がんができやすいことから、便秘と大腸がんは深い関係があると言われています。子どもの便秘を放っておくと将来的にも健康を損ねることにつながります。子どもが困らないためにも便秘を放置せず、早いうちから改善しましょう。
今後便秘を改善するための食生活や、積極的に取り入れたい食べ物などについてお伝えしていきます。

取材、文・山内ウェンディ イラスト・松本うち

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