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中学受験は親子の二人三脚!志望校選びや子育ての工夫、経験者たちのリアルな声とは?

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我が子の中学受験、考えていますか? 「YES」という家庭はもちろんですが、「NO」という家庭であっても、中学受験することにどんな意義があるのかを考えることはあるのでは?

まわりのママ友に聞いて情報を集めたくても、中学受験は家庭ごとの価値観がはっきりわかるデリケートな部分。話題にすることをためらうママも多いのではないでしょうか。
先日発表されたのが、2019年度に中学受験を経験した保護者へのアンケート結果です。ばくぜんとでも中学受験を考える家庭にとって、有益な情報が見えてきそうです。

中学受験を決めた理由第1位は、「子ども自身が希望したから」

アンケートを実施したのは「朝日小学生新聞」でおなじみの「株式会社朝日学生新聞社」。2019年度の中学受験を経験した、小学6年生の保護者を対象に聞いています。

まず気になるのが、「どうして中学受験をしようと思ったのか」ではないでしょうか?

選択肢から3つ選んでもらう形で回答されています。それによればトップは「子ども自身が希望した(59.5%)」、次いで「教育内容が地元の中学校よりよい(48.6%)」、「高校受験をしなくてすむ(43.0%)」でした。
main半数以上の家庭が「子どもが希望した」と回答しています。やはり子ども自身のやる気が大前提としてありそうですね。自由回答をみてみましょう。

「子どもの特性を伸ばすにふさわしい友人・環境を選ぶため」

「6年間というスパンの中で、受験に追われることなく本当に大切な学習や人生勉強をしてほしかったため」

「落ち着いた環境の中、中学高校の多感な時期を過ごしてほしいため」

こうしてみると子どもだけでなく保護者も、それぞれの地元の公立中学校以上に整った教育環境を求めていることがわかります。

保護者が塾や中学校などの具体的な情報を集めはじめた時期としては、「4年生から」がもっとも多く32.7%、次いで「3年生から(28.0%)」、「5年生から(20.7%)」。「6年生から」という保護者も8.1%いましたが、やはり中学年くらいから少しずつイメージを固めていくようですね。

「志望校を選ぶうえで重視したこと」についても、選択肢から3つ選んでもらう形で聞いています。
トップはやはり「子ども自身の希望(55.0%)」、そして「雰囲気(40.0%)」、「大学進学実績(33.9%)」と続きます。
sub4自由回答をみてみると、

「礼儀をきちんと生徒に身につけさせている学校が、よかった。また、子どもがなじみやすそうな雰囲気や、いじめ対策をしているかも大事なポイントでした」

「受験予備校的なカリキュラムだけではなく、探究心を育む教育をする」

「子どもが希望する大学、就職希望職種に沿った教育や活動、環境が整っているか」

それぞれの学校の教育方針や特徴を、こまかく分析していることがわかりますね。

子どもをがんばらせるためには、家族全員の協力が不可欠!

中学受験を意識してから「子育てで工夫したこと」については(複数回答)、もっとも多かったのが「新聞を読ませる(67.6%)」。次に「計算など算数の反復学習(51.3%)」、「本を読ませる(42.2%)」と、毎日コツコツ取り組ませている様子がうかがえました。さらに「スケジュール管理(48.2%)」も大きなポイントになるようです。
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ちなみに受験のための進学塾以外でやっていた塾・習いごとでは(複数回答)、第1位が「スポーツ(53.8%)」、第2位「楽器教室(39.1%)」、第3位「英語・英会話(29.5%)」という結果でした。

それぞれの家庭が工夫したところを、自由回答から抜粋します。

【生活面】

「体調管理。風邪をひかないように、日ごろから適度な運動や身体を動かすことをした。受験を決める前からやっていたテニスやスイミングも気分転換になると思い、ずっと続けた」

「毎朝5時に起きて1時間半勉強する習慣を、早めにつけました。放課後だと疲れてしまっている日もあるので、朝の元気なうちに勉強させました」

「6年生の夏休み明けからはやることを絞らないと時間がないため、時間管理を徹底しました。タイマーをかけ、ひとつの問題を素早く正確に解くことを目標に。つねにタイマーが欠かせなかったです」

「テレビは決まった番組のみ、録画で観る。家族もその時間以外の番組は観ない。早起きして、朝かならず計算をする」

【学習環境】

「受験勉強を本格的に始める4年生後半から、子ども部屋の机の配置やインテリアをすべて勉強モードに変えました。勉強するのに快適な空間にしました」

「リビング学習がメインだったため、下の子が横でテレビを観ていることがあったが、上の子から見えないようにテレビエリアと勉強エリアをカーテンで仕切った。テレビを観ている子には、無線ヘッドフォンで音を聞かせるようにした」

「勉強机を広く大きいものにし、台所やリビングから見える位置にした。また食卓でもよく勉強した。つねづね『どこでもいいから、やりやすいところで勉強しなさい』と言っていた。父親の部屋を作り、テレビはそこで観てもらった」

【勉強方法】

「中学受検は親子でいどむものだと思ったので、いっしょに勉強した。朝の計算では時間を計り、競争して取り組んだ」

「子どもから聞かれたことに対して、話を掘り下げて細かく説明するようにしました。子どもの話し方についても相手が聞きやすいよう、主語述語をはっきりと、言葉を省略しないで話すように伝えました」

「日本地図や世界地図を目につくところに貼った。ニュースがあったら場所をいっしょに確認するようにして、特産や気候などを関連づけさせるようにしていました」

「中学受験は親子でのぞむもの」ということが、よくわかる工夫ばかりですね。中学受験は子育ての中において、”親子がひとつの目標に向かって協力し合える、最後の機会”といわれることもあるよう。この先我が子の中学受験を考えているママは、今からしっかりと覚悟を決めておいたほうがよさそうです!

【アンケート調査概要】
実施機関:株式会社朝日学生新聞社
実施日:2019年2月7日〜20日
実施方法:「朝日小学生新聞」や合格発表会場で呼びかけ、WEBサイトや用紙による回答を得た
対象者:2019年度に中学受験を経験した、小学6年生の保護者
有効回答数:593名

文・鈴木麻子 編集・しらたまよ

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